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真っ白な嘘【新訳版】 (創元推理文庫)

真っ白な嘘【新訳版】 (創元推理文庫)

真っ白な嘘【新訳版】 (創元推理文庫)

作家
フレドリック・ブラウン
越前敏弥
出版社
東京創元社
発売日
2020-12-21
ISBN
9784488146238
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真っ白な嘘【新訳版】 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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ケイ

『さあ、気ちがいになりなさい』がとても好きだったので、この作者を再び手に取るも、あの時ほどの衝撃はないな。あちらは、星新一氏によるフレドリック・ブラウンのベスト短編だったのかしら。こちらでは、最初のサーカスの話がよかったな。あんまり肉屋がこわかったのものだから。よい意味で、企みが予想の遥か上だった。愛する女性を理解しきれない困惑が多くの短編の主人公たちの動機なのかな。

2023/07/11

cinos

金沢ミステリ倶楽部の課題書。旧訳は中学生の時読んだので再読。雪の密室トリックをこんな風に使うのかと驚く「笑う肉屋」、最後にあっそれと思った「背後から声が」、そしてやはりメタミステリの傑作「後ろを見るな」がベスト3です。ちなみに「歴史上最も偉大な詩」の4文字の言葉については以下の金沢ミステリ倶楽部のブログを参照してください。 https://red.ap.teacup.com/lovelib/187.html

2021/04/18

タツ フカガワ

長いもので30ページ、短いのでは6ページの全18話を収めたミステリー短編集(1953年刊行)はユーモアもあればブラックな味わいも。ポワロを想起させる英国風もあればハードボイルド風も。多彩にして捻りの利いた作品ばかりで、これが望外の面白さでした。妻への殺人未遂で精神科病院に収容されたジャズ・ミュージシャンは、事件をはじめ過去の記憶を断片的に失っていた。11か月後、退院して妻のもとに帰るとき、消えた記憶が徐々に蘇ってくる「キャスリーン、おまえの喉をもう一度」と、「歴史上もっとも偉大な詩」が絶品!

2022/05/12

ネロリ

「叫べ、沈黙よ」…傑作! 「町を求む」…現代日本人へのメッセージにも。 「むきにくい小さな林檎」…納得のラスト。 「真っ白な嘘」…好み。 「危ないやつら」…世にも奇妙な物語ふう。 「ライリーの死」…ユーモア そして、、、 「後ろを見るな」…こんなん初めて!! 鳥肌モノ。 短編集、これだけ楽しめたら、お得過ぎるでしょ。

2021/09/10

ちゅんさん

粒揃いの短編集でどれも面白く読めた。中でも不穏な空気が漂う『笑う肉屋』と『むきにくい小さな林檎』、緊迫感はあるがまるでコントの『危ないやつら』、終わりにゾクっとする『叫べ、沈黙よ』が特にお気に入り。『後ろを見るな』は帯で煽り過ぎだと思う、期待し過ぎて読み終わったあとポカンとしてしまった。あと『闇の女』はクリスティーっぽくない?

2021/03/12

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