死体にもカバーを (創元推理文庫 M ウ 15-2)
死体にもカバーを (創元推理文庫 M ウ 15-2) / 感想・レビュー
イエローバード
訳あって極貧生活を強いられるヘレンが主人公のシリーズ二作目。ストーリーもキャラも相変わらず最高。くだらないのに中身はぎっしりというのがホントに不思議。ヘレンがイケメンにすぐ惚れちゃうところも、それがみんなクズ男なところも、いかにもアメリカンで笑える。でもやっぱりインコが最強。「ぎゃぎゃーっ」ってあの叫び声が聞きたくて、もうこのシリーズやめられない。
2020/03/28
鐵太郎
柴田よしきさんによるあとがきの最後は、こう締めくくられています。── 一気に読めます。最後まで退屈しません。払ったお金の価値はきっと、あります。でも小難しくなく、頭は痛くなりません。(笑) 仕事で疲れた夜、ゆったりと足を伸ばして、おいしい紅茶とクッキーかなんか前にして、いざ突入してください、フロリダで暮らす崖っぷちヘレンの、大奮闘爆笑物語へ!── これ以上、なにもつけ加える必要がありません。素敵ですよ、これ。
2009/05/29
み
すかっとします♪ヘレンの無茶も男運のなさもイイです。最後の占いは当たるのかな?
2014/03/04
おくちゃん
シリーズの2作目。気軽に読める。やはり、主人公ヘレンの大家さんが素敵です。 このシリーズ登場人物のクズ人間はホントにクズ人間として書かれており、それも楽しい。素敵な人間も登場しますよ。
2020/02/16
Apollo
未来の収入の半分を浮気した元夫に支払えっていう裁判所命令、設定が強引すぎだろと思いつつ、そんな無茶な沙汰から身を守るため逃亡しながら堅実に働いている、元気いっぱいのヘレンを応援したくなる。犯人探しの本筋はわりとどうでもよかったが、南フロリダの書店の客の傍若無人っぷりにたまげてしまった。人でなしの書店オーナーの死よりも、無残に毀損される書籍たちが可哀想でたまらないよ。
2015/10/03
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