おかけになった犯行は (創元推理文庫 M ウ 15-3)
おかけになった犯行は (創元推理文庫 M ウ 15-3) / 感想・レビュー
鐵太郎
「・・・これはアンモニアと漂白剤。混ぜると猛毒のガスが発生する。シュッとやったら、あんたは死ぬよ」 「わたしたち、みんな死ぬじゃないの」 ヘレンは言った。「あなた、自分も化学兵器で殺す気?」 「まさか」 サヴァナは答え、白いマスクをヘレンに向かって放り投げた。「これ、つけて。わたしは家庭用洗剤のプロよ」 ちょっと考えると嘘とわかるんですけど、恐ろしい顔をしてこんなものを突きつけられたら怖いですよね、やっぱり。(笑)
2009/06/08
おくちゃん
シリーズ3作目。このシリーズ、パターンは同じでスラスラ読める。主人公のパワーに脱帽。はまってます。
2020/03/08
み
面白かったぁ♪ヘレンはサヴァナと二人で相乗的に無茶するし、だめ男に引っ掛かりかかるし、周りの方々も変わらずイイ感じ。フィルはダメ男じゃなさそうだが、これからどうなるんでしょ。翻訳されてるのは後一冊なのよね〜。
2014/03/10
Brooklyn0320
偶然入手したので、シリーズ3作目らしいですが気にせず読んでみました。 内容は…まさにコージー・ミステリ。やんごとなき事情で歩合制賃金の仕事に甘んじる元セレブ・ヘレン女史の奮闘を、ペーソス強めで描いてます。ここは個人的にツボでした。色恋やグルメ、ファッションなど女性受けするファクターは満載ですが、事件そのものはけっこうご都合主義で、複雑な謎解きはないです。そこは割り切って読むのがよろしいかと。あと、翻訳ものにしては文章が読みやすいです。固定ファンもいるみたいですが、翻訳者の貢献が大きいと思いました。
2013/02/11
うめ
シリーズ3作目。面白かった。崖っぷち貧乏なヘレンが今回は電話セールスマンの仕事につくが、やはりブラックな職場で、崖っぷち感はますますパワーアップ。ミステリ色は薄く、フィルを始め、アパートの住人との絆が強くなっているのが、ほんわかしてくる。
2020/07/20
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