KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

夏を殺す少女 (創元推理文庫)

夏を殺す少女 (創元推理文庫)

夏を殺す少女 (創元推理文庫)

作家
アンドレアス・グルーバー
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2013-02-22
ISBN
9784488160050
amazonで購入する Kindle版を購入する

夏を殺す少女 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

この作者の、第2作目「黒のクィーン」を先に読んだのですが、既読感を持ちました。主人公二人といい、子ども(子ども時代)が関連したり、あるいは人格的な問題が出たりということで、事件や状況は異なるのですが。レベルとしてはかなり高く面白い感じがしました。オーストリアあるいはドイツが出てくるので私には楽しめました。

2015/09/29

hit4papa

ドイツ語圏のミステリでありながら、人名、地名を除くと、英米の翻訳ミステリと言われても違和感がありません。国境を超えて広く読まれるには良いのでしょうが、読みやすい反面、”らしさ”を求めるのなら物足りなさを感じるかもしれません。ミステリとしても良い作品ですが、登場人物の再生の物語として楽しむことができます。

巨峰

オーストリアの作家さんの推理小説。これは訳文もよくて結構おもしろかった。2つの異なった事件がどこでクロスするのかドキドキしながら読みました。ウィーンの女性弁護士、そしてドイツの機動捜査官。性別も年齢も違う二人の捜査が魅力的に描かれています。ただし、事件自体は結構悲惨です。(光文社の古典新訳文庫や新潮社のスタークラシックスに声がかかる翻訳家さんの仕事はほんとに外れがないですね)

2019/04/19

mii22.

オーストリアの女性弁護士が担当したある男の事故死とドイツの刑事が捜査にあたったある少女の自殺。全く関係ないふたつの不審死が実は..とんでもない事件と関わっていた。別々の視点でそれぞれの真相を追っていき、繋がりが見えてきたところからはスリルとサスペンスと謎解きの怒涛の嵐。事件は吐き気がするほどおぞましいものだがとても面白かった。

2019/02/04

GAKU

初めて読んだドイツの作家さんの翻訳ミステリー。全く関連性のない2件の事故死に不審を抱く弁護士のエヴァリーン。病院での少女の不審死を調べる刑事ヴァルター。二人と冒頭に登場する謎の少女。3人のシーンが並行して描写されてゆく。後半、別々に事件を追う二人の軌跡が出会うことにより、隠されていた驚きの真実が明らかになって行く。そこから終盤までは怒涛の展開に。緻密なストーリーと、とにかく猪突猛進で事件を追うヴァルターのキャラクターで、大変面白く読ませていただきました。他の作品も読まなきゃ!

2016/07/12

感想・レビューをもっと見る