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刺青の殺人者 (創元推理文庫)

刺青の殺人者 (創元推理文庫)

刺青の殺人者 (創元推理文庫)

作家
アンドレアス・グルーバー
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2017-04-12
ISBN
9784488160081
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刺青の殺人者 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

この作者の邦訳最新版です。4冊しか訳されていませんが、非常に読みやすくこの作品は最初に出た「夏を殺す少女」の続編のような感じになっています。前作を読んでいなくても大丈夫です。殺人事件で殺され方が異常な感じで、二つの話が交互に出てきます。最後はうまく落ちをつけています。読んでいてトマス・ハリスの「レッドドラゴン」を思い出しました。犯罪者の体に刺青などがあることや殺され方が異常なことなどです。

2018/07/04

全身の骨を折られて、更に血を抜かれるって犯人がサイコパス過ぎる。そして、被害者の母親のミカエラの暴走がまたストーリーを楽しませてくれました。終盤では母親が大活躍して胸がすっとしました。それにしても蛍光刺青なんて初めて知りました。キーワードであるサソリの刺青の意味ももっとはっきりわかると良かったのになぁと思いました。

2021/06/10

のぶ

「夏を殺す少女」「月の世は暗く」に続き本作も雰囲気はとても暗いが、緊迫した警察小説を楽しむことができた。グルーバーの作品は事件が猟奇的なものが多いが、本作の事件も全身の骨が折られ、血が抜かれた若い女性の遺体。その犯人を突き止めようとする母親。この母親にはもう一人行方不明の娘がいた。警察から私立探偵、弁護士まで絡んで物語は複雑だが、読んでいてそれほど混乱しなく、読んでいて面白い。事件の陰湿さに比して読後感は悪くない。このシリーズは安心して楽しめることを証明してくれた一冊。

2017/06/21

巨峰

シリーズ第2作。ウィーンの女性弁護士とドイツの機動捜査官というのはなかなかコンビになりにくいよね。主要人物が第2作で退場するなど、この先が心配。。。ミステリとしたら、犯人の動機が結構いい加減な気がするなぁ。サイコパスだからと言ってしまえばそれまでだけどなぁ

2019/06/02

goro@80.7

一気読みでありました。無残に殺された娘とともに消えた妹を追って猪突猛進する母ミカエラ。死んだ妻に似たミカエラを支えるブラスキー警部だが振り回されてキリキリ舞い。広域に展開する連続殺人の様相を呈して、ウイーンのアヴェリーン弁護士の事件と錯綜して行く。前回「夏を殺す少女」のコンビがまた交わって行く。まさにジェットコースターでありました。ブラスキーはちょっとミカエラにやられ過ぎだけど良い奴だな。一人娘との中も微笑ましい。ドイツの警部とウイーンの女弁護士の物語は次もあれば嬉しいね。

2019/09/03

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