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ベローナ・クラブの不愉快な事件 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M セ 1-5)

ベローナ・クラブの不愉快な事件 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M セ 1-5)

ベローナ・クラブの不愉快な事件 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M セ 1-5)

作家
ドロシー・L・セイヤーズ
Dorothy L. Sayers
浅羽莢子
出版社
東京創元社
発売日
1995-05-24
ISBN
9784488183059
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ベローナ・クラブの不愉快な事件 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M セ 1-5) / 感想・レビュー

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Kircheis

★★★☆☆ ウィムジィ卿シリーズ4作目。 やはりウィムジィのキャラが良いのでそこそこ面白く読めるのだが、プロットがありふれたもので小説としては特に目立つところはなかった。 ラストの円満解決感は嫌いじゃない。 犯人は深読みし過ぎて外したが、ストレートに考えれば多くの人が見抜けるレベル感であった。 とりあえずシーラみたいな奥さん欲しい😂

2021/12/04

セウテス

ピーター卿シリーズ第4弾〔再読〕ピーターたちが行きつけのベローナ・クラブで、古参会員の老将軍がいつの間にか眠る様に亡くなっていた。同じ頃、老将軍の妹も自宅で静かに永眠に就いていた。では、どちらが先に亡くなったのか。妹の遺言書から、その順番によって莫大な遺産の行方が、大きく分かれてしまう。ピーターがその時間を調べる役となるのだが、やがて調査が進むと、老将軍の死に殺人の疑いが出て来る。ぐいっと惹き付ける出だし軽やかな展開、魅力的な人たちの会話にタイプの違う新しい女性たちの姿。本当に読みやすいシリーズ、大満足。

2015/09/21

ぽんすけ

巨額の遺産を巡る殺人事件。容疑者は複数、一体誰が老将軍を殺したのか。怪しい人物が二転三転してて面白かった。遺産関係での殺人小説を読むたびに思うのだが、お願い、遺言書をもっと適切に作成してwまぁ今回も50万ポンドの遺産が全ての原因なんだけど、日本円換算で当時350億円くらい?そりゃ人も殺すわなと。だけど今回正直途中まで犯人がわからなかった。だってみんな怪しいんですもんw毎回言ってる気がするが、このシリーズピーター卿が警察の人間ではないというのが肝だと思う。犯人本人に選択肢を与えることができるのが彼しかいない

2024/11/05

Tetchy

事件は小粒で、終わってみれば呆気ないほど、単純。ただ、ピーター卿がこの上なく女性に優しいのを今まで以上に実感し、読後感は非常に快い。登場人物としては何をさしおいてもアン・ドーランドが一番だろう。その理由は各自作品で確認して欲しい。また原題の「Unpleasantness」に込められた意味も非常に多種多様で、広告のコピーライターをしていたセイヤーズならではの題名である。翻訳の都合で「不愉快な事件」と名付けざるを得なかったのが非常に残念である。

2009/07/15

花乃雪音

退役軍人で元将軍の兄と資産家の妹がほど同時になくなる。どちらが先になくなったかで遺産の相続額が桁違いに変わってしまう。ピーター今日は元将軍の死亡時刻を探ることになる。本作はタイトルにある「不愉快な事件」という表現が秀逸である。この不愉快には主に2つの死が関わってくる。近しいと言えないまでも知人の死を不愉快と感じてしまう人々の反応は人の死を蔑ろにする一方現実味があり皮肉が効いている。

2022/02/19

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