禁忌 (創元推理文庫)
禁忌 (創元推理文庫) / 感想・レビュー
hanchyan@だから お早うの朝はくる
♪ちょっとだけよ〜ん♡あんたも好きネ♡ というわけで「禁忌」。ものすごく面白かった。賛否あるらしいが、掛け値なしの傑作『小説』であるように個人的には思う。今年のベストはコレかなあ。
2020/10/31
マリリン
緑・赤・青・白からなる目次。目次の前の短い序章も本書への興味をそそられる。(緑)幼少期に父の不可解な死を体験した写真家として成功したセバスティアン・フォン・エッシュブルグ。ローマでの展覧会開催。淡々と書かれた文字から不穏な空気を感じるが、PR会社社長ソフィアとの不可解な会話から、場面が変わる。(赤)...殺人を自供し...。(青)弁護を引き受けたピーグラー、そして(白)。セバスティアンの精神状態や心理・弁護士ピーグラーと検察官ランダヴ・捜査担当刑事とのやりとに惹きつけられつつ読んだ。⇒続く
2019/04/24
冴子
今回シーラッハの長編でした。被告の興味深い半生はイキイキと語られますが、正直結論が理解できませんでした。弁護士の法廷での拷問に関する言及が凄く面白かっただけに、ラストが解らないのは致命的でした。誰か説明してください(/≧◇≦\)
2020/08/13
Masa
読了。既読と同様に薄いけれど、相変わらず読ませる。ただ正直、今回はよくわからなかったなぁ、と。物語として純粋に面白かったのですが、既読作品と比べてなんかこう、ぐっと来るものを感じられなかった。まだまだ読書の経験値不足か。
2019/01/21
Roko
この物語は「緑・赤・青・白」の4つの章で構成されており「緑」では主人公のゼバスティアンの生い立ちが語られます。「赤」以降はがらっと場面が変わり、セバスチィアンは被告人となっています。彼の弁護人となったビーグラー氏がとにかく個性的なのです。癇癪持ちで嫌なものは嫌、でも弁護士としては非常に優秀で「罪とは何か」についてジワジワと攻めていきます。いかにもシーラッハな世界が広がるこの作品。不思議な緊張感が心地よかったです。
2020/03/23
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