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失われた夜の夜 (創元推理文庫 M イ 3-1)

失われた夜の夜 (創元推理文庫 M イ 3-1)

失われた夜の夜 (創元推理文庫 M イ 3-1)

作家
ジャン=クロード・イゾ
高橋啓
出版社
東京創元社
発売日
2007-02-28
ISBN
9784488229023
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失われた夜の夜 (創元推理文庫 M イ 3-1) / 感想・レビュー

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ケイ

丁度作者がこれを書いたころ、マルセイユからエクスあたりに住んでいたので、地名がいちいち響き過ぎた。あの差別の中から一流選手として飛び出したジダンの努力と運を感じる。主人公の周りの死はあまりに身近で彼だけが取り残されていく辛さはあっても、女性に恵まれていることで相殺されていると感じる人もいるのではないだろうか。フレンチノワール、初読みだったが、なかなか良かった。今後はこの分野も開拓しようかと思う。

2012/03/29

白玉あずき

幼き頃から育んできたマルセイユのイメージが木端微塵・・・・これが現実か。この街ならでは空気と、街への愛憎がどっぷり。人間の悪と暴力、差別偏見が恐ろしい混沌となって猛烈なパワーで流れていく。おフランス製ハードボイルド恐るべし。ポロポロ人が死んでいくし、正義の味方は皆無。警察組織まで怪しすぎ。主人公は孤独な男かと思えば、やたら根性良しの女性たちに救われたりして、作者の女性観って変わっていて面白い。ロールという女性像は何とも不可解だが、これが男たちの「永遠の女」ってやつ?騙されてますぜお兄さん方。

2014/04/06

himehikage

犯罪小説を読みなれてるとはいえ、途中にあまりにむごい殺人があって、気分が沈んだ。しかし、30年、40年くらい前の映画でも観ているようなフレンチ・ノワールの雰囲気は悪くはなかった。人間関係が把握しきれなかったところがあるんだけども。

2007/08/31

★★

2007/02/23

ゆきじん

典型的ハードボイルド。主人公は料理と釣り、ソウル音楽等を好み、やたらと女にもてる。つまり、悲しいと言いまくる割りに、人生を謳歌している。ちょっと中途半端かなあ。

2022/02/01

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