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消えた鱈 (創元推理文庫 M マ 4-10)

消えた鱈 (創元推理文庫 M マ 4-10)

消えた鱈 (創元推理文庫 M マ 4-10)

作家
シャーロット・マクラウド
浅羽莢子
出版社
東京創元社
発売日
1991-10-01
ISBN
9784488246105
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消えた鱈 (創元推理文庫 M マ 4-10) / 感想・レビュー

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セウテス

【セーラ・ケリング シリーズ】第5弾。セーラの伯父ジェレミー達ボストン旧家の男で運営されている、会員制クラブ「浮かれ鱈の会」がある。会のシンボル銀の鱈が付いた大鎖が紛失した事から、セーラの夫マックスは大鎖の捜索を頼まれる。今回は新婚を楽しむ暇もなく、セーラの登場もほとんど無し。マックスの視点で物語が進行するのも、シリーズならではの楽しさだ。正確な描写が良しとされる昨今だが、粋な表現でさらりと描きその先を想像させるのも、ミステリの醍醐味ではないか。機転とか捻りが効いた会話、そのものが凄く楽しく笑ってしまう。

2022/03/05

みみずく

ボストンの旧家の男たちで結成されている会員制クラブ「浮かれ鱈の会」。その会で代々受け継がれている大鎖のついた銀鱈をジェム伯父が紛失。依頼を受けたのはセーラではなくその夫マックス。今作は彼が中心となり、ボストン旧家社会の外側からの視点で物語が進む。セーラも新妻としてクリスマスの準備に余念がない様子なども垣間見えるし、なんといってもジェム伯父の憎めないにぎやかな人柄とその従僕エグバートの関係がとても楽しい。階段で転んだ主人のことを思わず「ばかな老いぼれ水牛みたい…」と言ってしまったり食えない従僕である。

2015/06/23

rokoroko

セーラ・ケリングシリーズ5作目。ミステリらしくなったような気がする。とっても楽しそうなお金持ちのパーティ。本当にあるんだろうか?覗いてみたい

2017/10/16

むらさきめがね

今回のゲストケリングはおなじみジャムおじさんならぬジェムおじさん。しかしミスターコミュ力・マックスはいつのまに私立探偵業始めてたんだろう。美術品専門の調査員じゃなかったんですね!セーラの出番が異様に少ないのは何か理由があるのか?スピンオフもあるようなので、読んでみたい。

2015/01/17

Apollo

シリーズ5作目。ついにセーラと結婚したマックスが、酒好きセクハラ親父のジェム伯父さんを狙う犯人をさがす。クリスマスの準備に忙しいセーラが殆ど出てこないのは残念だけど、「浮かれ鱈の会」会員たちの個性的なことといったらもう。その会員の中に犯人がいると睨んだマックスの、それぞれに根気よく話を聞いて回る様子、すっかり「探偵」が板についてますね。でもマックス、今回は毒入りキャビアの被害から逃れられて良かったけど、ちょっと食べ物の好き嫌いが多すぎじゃないすか?

2016/08/11

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