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死者の声なき声 下 (創元推理文庫)

死者の声なき声 下 (創元推理文庫)

死者の声なき声 下 (創元推理文庫)

作家
フォルカー・クッチャー
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2013-08-21
ISBN
9784488258061
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死者の声なき声 下 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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星落秋風五丈原

被害者に同情するという人情派ではなくそれなりに自分の栄達に関心があるのがいい。それにしても上司すごい甘党だな。

2014/08/14

くり坊

主人公ラート警部、命からがら殺人鬼の監禁から逃れるも、ややコミカルなラストのドタバタ劇。インシュリン注射殺人、怖い。//面白かった、満足!で、『ゴールドスティン』へGO。

2015/06/23

かもめ通信

ハラハラしっぱなしでとにかく心臓に悪い。 無声映画からトーキーへと移り変わる時代に、トーキーの撮影現場で主演女優が亡くなる事件で幕を開ける本作の読みどころは、 犯人捜しでも、犯行の動機探しでもなく、手に汗握る犯人との攻防でもない。 頭も腕も良いはずなのに、とにかく危なっかしい主人公からただただ目が離せないのだ。 自らやっかいごとの山を築きながらも、事件を解決していくラートの1年後が、ベルリンの街の変遷と共に、早くも気になってしょうがない。

2013/09/21

Reiko

主人公の性格設定が好きになれない。が、ものすごく嫌な奴かと聞かれれば、そこまで嫌な感じでもない…むしろ見守りたい感じもする。何せ危なっかしく、思い立ったらまっすぐに突っ走る。危ない橋を渡りっぱなし。でもその危なっかしさというのも一つの魅力なのかも。1930年代、ナチス台頭前のドイツの様子が感じられて好きなシリーズ。今回は映画がテーマ。無声映画からトーキーへ。色々な葛藤があったんだろうなー。映画のアーティストを思い出す。次作はまた1年後かしら。

2013/09/28

蜻蛉切

ナチス以降(世界大戦も含めて)に比べて、この時代はそもそもあまり馴染みがない。 巻末の解説にも、その辺りのことが書かれていたが、目の付け所というより、ドイツ人の著者がこの時代を物語の背景にしたってのは、すごく「覚悟」みたいなものが必要だったのかな? まぁそれはそれとして。 前作も含めて、時代の匂いや倦怠感みたいなものを巧みに描いているなぁという印象を持った作品。 ただし、なんだか物語の終盤になると慌てて店仕舞いをしました感が半端なく、「雑」な印象が残ってしまう。 ベルリンの市街地図はとても助かる。

2017/01/06

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