ゴールドスティン 上 (創元推理文庫)
ゴールドスティン 上 (創元推理文庫) / 感想・レビュー
かもめ通信
フィクションの中に実在した人物や実際に起きた事件などを巧みにちりばめながら、1929年から1話完結で1年ごとに物語がすすんでいく手法で、1936年に大団円を迎えるべく執筆されているというシリーズの第3弾!運良く今回も書評サイト本が好き!を通じていただきました!ストーリーよりも時代に飲み込まれていく感じがスリリング。どのような結果が待ち受けようと最後まで目をはなさいと決めました。
2014/08/31
Hugo Grove
ラートシリーズ三作目。主人公のラートのヤナ奴感が減ったなあ。でも話はいろいろ入り組んでて面白い。下巻に続く。
2014/10/07
わたなべよしお
大事件が起きるというより、静かな始まり。だが、いろいろ伏線が張られているようだ。下巻へ。
2014/08/13
Reiko
大風呂敷を広げすぎなのでは、とさえ思えるほど色々な出来事が起こっている。どこでどう繋がっていくのか、目が離せない。1931年のベルリン。第二次世界大戦、ナチス台頭直前のベルリンの緊迫した状況も含めて読んでいて興味深い。主人公にもう少し魅力があれば…。
2014/09/03
くり坊
シリーズ3作目、1931年ベルリン。ニューヨークから来たマフィアのヒットマン、ユダヤ人のゴールドスティンを監視することになった主人公ラート警部。出し抜き合いの追いかけっこで、物語は軽快に始まるが、舞台背景は、警察官の犯罪・腐敗、百貨店荒らしのストリートチルドレン、マフィア同士の抗争、共産党員のデモ、ナチの内部分裂、隠れSS、そしてユダヤ人社会、とだんだんヘビーに。恋人チャーリーとの関係もヘビーな方向に。ドラマ盛り上がる。面白い。
2015/06/24
感想・レビューをもっと見る