緑のハートをもつ女 (創元推理文庫 268-1)
緑のハートをもつ女 (創元推理文庫 268-1) / 感想・レビュー
Tetchy
詐欺師コンビのダグとジョン、カモにされる男ガンダーマンと2人の協力者でガンダーマンの秘書のエヴィ。こんな少人数で繰り広げられる詐欺と云う名のコン・ゲームが実に面白い。さながらクウェンティン・タランティーノの映画を観ているかのようだ。特徴的なのは物語がダグ&ジョンVSガンダーマンの男同士の騙し合いとジョンとエヴィの恋愛中心だっただけに250ページまで題名のことはすっかり忘れていた。唐突に知らされる本当の企みには正直驚いた。しかし1965年の作品とはいえ、大規模詐欺の標的が7万ドルとは、小さいなぁ。
2013/03/19
yi120
ブロック初期の長編作品、1965年とずいぶん昔の物語、このレトロ感は好物(笑)「ケチな詐欺師の物語」なのですがまあ~仕込みにえらく手間暇かけて最後はそうなりますか。犯罪者ながら応援したくなるキャラの描き方はさすがです。小さな居酒屋を開きたかっただけだが・・このコンビのシリーズ物がないのは残念。
2022/07/11
負け猫
女の肉体って最強の武器なのかしら?結局殴り合いですませる男、ブロック分かってますね。
2012/06/15
7kichi
可もなく不可もなくまずまずといったところ。これの続編はないのだろうか。
2009/10/30
パンチ
ブロック初期の作品 どんなに用意周到で、どんなに冷静で切れ者の男も、女には騙されちゃうんですね ブロックは大好きで何冊も読んだが、今回はそれほど印象に残る作品ではなかったかな それでもやっぱり、セリフや描写にクスりとしました 訳者の田口俊樹氏とのコンビは最高ですね
2017/07/07
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