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検死審問ふたたび (創元推理文庫 M ワ 1-2)

検死審問ふたたび (創元推理文庫 M ワ 1-2)

検死審問ふたたび (創元推理文庫 M ワ 1-2)

作家
パーシヴァル ワイルド
Percival Wilde
越前敏弥
出版社
東京創元社
発売日
2009-03-20
ISBN
9784488274054
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検死審問ふたたび (創元推理文庫 M ワ 1-2) / 感想・レビュー

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アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

『検死審問』の続編。リー・ストーカム検死官再登場。火事にまきこまれ焼死した三文作家ティンズリー。事故か?他殺か?イングリスの審問記録以外は、戯曲のようにすすむ点は前回と同じく。村の電気工や嫌々出てきた作家などの陪審員たちと癖のある証人の裁判場面がおもしろい。どんな時にも売り込みを忘れない不動産屋、きのこのこととなると話が止まらない菌類学者など。シリーズとしてもっと読みたかった!

2016/04/29

Panzer Leader

「第95回海外作品読書会」物話としては前作のパターンを継承しつつも新たに陪審長に抜擢されたこうるさいイングリスの視点も加えて書かれている。これがまた審問記録に注釈を加えたり実地検証に出かけたりと張り切る様子が可笑しい。のほほんとしているようで切れ味抜群のスローカム閣下の采配振りも楽しいし、証人たちの証言とは関係ない様な自分語りとか、陪審員たちの掛け合い漫才の様なやりとりも爆笑物。前作を上回る面白さで大満足。このシリーズがこれ以上ないことがつくづく残念。

2017/09/29

本木英朗

再読。個人的には前作よりこちらを推す。というのはメインの語り手が、前作で狂言回しとして大活躍したイングリスとなっているからだ。作者も彼のキャラに手ごたえを感じたのだろう。真相は前作に比べてもかなり見抜きやすいが、それを上回る笑いの場面の連続がますます、コメディとしての純粋さを際立たせてくる。返す返すも、これっきりでシリーズが途絶えたのが残念でならない。邦訳は日本独自の解釈だが、これで正解でしょう。

2017/03/18

アカツキ

前作、陪審員をしていた口うるさいイングリスは自分ならもっと素早く解決できたのにと不満たらたら。検死官スローカムに次回の審問では陪審員長をしたいと訴えて認められる。そして村から離れたボロ家を買い取った作家が火事で焼死。スローカムは日頃から作家は身の危険を感じていたらしく誰かに放火されたかもしれないと検死審問を…。注釈まで書くほど意気込む陪審員長イングリスと対照的にのんびりまったりな検死官と陪審員たち。前作より登場人物のキャラが濃くなっていてやりとりが面白い。

2020/07/30

ホームズ

このシリーズは面白いですね(笑)ミステリとしてはわかりやすい感じではありますが検死審問での会話が面白い(笑)そして今回も最後のスローカムの判断が良かった(笑)後味も悪くなくスッキリとした結末が好きです(笑)イングリス君も頑張ったんですけどね(笑)それにしてもジェシー・ジェームズって(笑)

2009/06/13

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