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死ぬためのエチケット (創元推理文庫 M フ 9-3)

死ぬためのエチケット (創元推理文庫 M フ 9-3)

死ぬためのエチケット (創元推理文庫 M フ 9-3)

作家
シーリア・フレムリン
Celia Fremlin
田口俊樹
出版社
東京創元社
発売日
2000-10-01
ISBN
9784488276034
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死ぬためのエチケット (創元推理文庫 M フ 9-3) / 感想・レビュー

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Kouro-hou

フレムリン女史晩年の短篇集、13篇収録。ご家庭のイヤミスを得意とされる先生ですが、晩年ということもあるのか老化、介護ネタがキツイw 語り手の一人称でこれでもかーと嫌な状況に追い込みます。その一方で嫌な奴はいっぱい出てきますが、完全な悪党となると殆どいないんですね。解説にも書かれている作者が人間を信じていないけど愛しているという事でしょうか。個人的なお気に入りは最後のオチが最高に好きw「高飛び込み」、洒落にならない親の介護「死ぬにはもってこいの日」、女泥棒のユーモラスも最後物悲しい「ボーナス・イヤーズ」。

2019/06/19

イエローバード

30年以上前のイギリス女流作家の短編集。今風に言えば嫌ミスだが、とにかくブラックでシニカル。ワルイ男やワルイ女に苦しめられた人たちの堪忍袋の緒が切れてついに……。夫婦モノが多いので、読後、未婚者は結婚が怖くなり、既婚者は自分の配偶者のほうがまだマシだと思うはず。で、ため息をつきながら12作読んだあと、最後の作品のラスト一行を目にして、必ず泣いてしまう(でもこの一作だけ読んではその感動は味わえないです、きっと)。

2017/12/06

Kitinotomodati

初読み作家。シニカルな落ちの短編集で、長編にも興味が湧いてきた。「夏休み」の主人公の気持ちがよく分かる。「高飛込み」は日常的に起こってそう。

2019/12/04

C.naka

短編集。皮肉が効いてるかんじ。高齢者介護の話は今後皮肉じゃなくリアルに起こりそうと思った。

2018/01/14

タカギ

短編が13編。ブラックな話が多い。ドメスティック・サスペンスというらしい。ドメスティック=家庭的なという意味。最初はあまり楽しめなくて、ちょびちょび読んでいた。『夏休み』が好き。それ以降は一気に読んだ。

2014/05/18

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