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深い疵 (創元推理文庫)

深い疵 (創元推理文庫)

深い疵 (創元推理文庫)

作家
ネレ・ノイハウス
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2012-06-22
ISBN
9784488276058
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深い疵 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

ドイツの警察小説。作者のネレ・ノイハウスは「ドイツミステリの女王」と呼ばれているらしい。本書は「オリヴァー&ピア」シリーズの初期の1冊。物語の舞台は、作者が居を構えるタウヌス地方(フランクフルトの近く)である。その土地と登場人物たちについては、粘着質を疑うくらいに執拗で細密な描写が続く。しかも、頻繁に場面転換が行われる上に登場人物も多く、最初は人物像の把握にかなり難渋することになる。また、徹底した警察小説であるために、捜査もはかばかしくは進まない。訳者は「作者のミスリード」というけれど、⇒

2023/12/20

ゆいまある

ドイツの人気ミステリシリーズ第3弾。日本ではここから出版されている。読んで納得、1,2作目が子猫とすると、いきなりトラ並に構成がレベルアップ。殺人事件の被害者にも加害者にも意外な秘密があり、最初に見えていた絵と全く違うラストが待っている。ただ、坊ちゃん刑事オリヴァーは女性に下心を抱き、相棒のピアは馬の世話ばかりしている前作までののどかさを愛していた身としては、この緊張感が逆に長ったらしく感じられてやや入り込みにくかった。腐女子の娘がいるのでBLにはすぐ気づいた。けど、私は腐じゃない。腐じゃないから!

2019/03/27

yu

Kindleにて読了。 シリーズものでしたか。海外文学は展開が早くて、読みやすい。が、一気に読んでも誰が誰だかわかんなくなる(笑)。 著名な老人が、自宅で頭を打ちぬかれて殺害された。同様の事件が他でも発生。彼らの繋がりとは。犯人は何の目的で、このような方法で殺害したのか。 60年前の過去に繋がる事件の真相に、少しづつ迫っていくストーリー展開が面白かった。他もぜひ読んでみたい。

2017/04/24

HANA

ホロコーストを生き抜き、米国で成功した男が殺害された。しかし男の身体にはSSであった事を示す刺青が……。ミステリの魅力の一つに効果的に謎を提示するというのがあると思うが、そういう意味では本書はこの冒頭の殺人だけで引き込まれてしまう。その後も過去から這い出してきた謎を巡って、次から次へと起きる夥しい連続殺人。殺人現場に残された数字の謎、少しづつ剥がされていく登場人物の過去のベールと、その後も魅力的な謎が続出。登場人物の視点変更が多いので登場人物表は手放せないけど、それに慣れるともうラストまで一気読みでした。

2017/12/07

ひで📚🏈

ドイツ名の登場人物の名前が難しくて前半大苦戦・・・(汗)しかも、途中で名前変わるしw『深い疵』っていう内容からは想像できない(個人的にですがw)死体の数ですwでも、中盤戦からは一気読みしました!面白かった!ただ…ミリアムの登場に納得いかないまま読了でした。なんで一般人に機密事項話したり、捜査させたり・・・ミリアムが登場しなければ、次作の『白雪姫の・・・』も絶対読みたいですね。

2014/09/16

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