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生者と死者に告ぐ (創元推理文庫)

生者と死者に告ぐ (創元推理文庫)

生者と死者に告ぐ (創元推理文庫)

作家
ネレ・ノイハウス
酒寄進一
出版社
東京創元社
発売日
2019-10-30
ISBN
9784488276119
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生者と死者に告ぐ (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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goro@80.7

クリスマス直前に起こった狙撃射殺事件。連続して起こった事件は無差別ではなかった。ピアも旅行をキャンセルしてオリヴァーと事件に当たるけど犯人を捕まえきれない。背後に見え隠れする臓器移植での不正。追い込まれる警察に使えない分析官、疲弊してゆくピアとオリヴァー。前作とはまた違った闇だった。事件解決よりも彼女を作るのが早いんじゃないのかオリヴァーと思いつつも続きが気になるシリーズです。

2019/12/22

のぶ

自分の好きなシリーズだが、今回も大変面白く読むことができた。本作は連続スナイパーの話。オリヴァーの管轄する管内で犬の散歩中の女性が射殺された事件に端を発する。翌日、森に建つ邸宅で、女性が窓の外から頭を撃たれて死亡。数日後には若い男性が心臓を撃ち抜かれた。その後も連続殺人事件は続き、オリヴァーとピアは捜査に当たるが、容疑者が浮かび上がるのに合わせ、背景に臓器移植の問題があることが浮かび上がってくる。オリヴァーの調子もどうにか回復し、安心して読み進めることができた。今後の作品にも期待します。

2019/12/11

papako

ピア&オリヴァー最新刊。満喫しました!今回は臓器移植。射殺事件が連続で発生。一見無関係に見えた被害者たち。その関係が明らかになるとスナイパーの目的が見えて来る。しかし臓器移植に関わった不正行為から口が重い関係者。後手後手にまわるピアたち。次々に殺される被害者に、怪しい容疑者たち。今回もクソ野郎でした。自分達の名声と成果の為には人を人とも思わない医師。最後は裁かれてよかった。父親の真実に目を逸さなかったカロリーネ。捜査を掻き回したネフや、ピアの妹キムなど活躍?ピア!お幸せに。しかしオリヴァー!またか!

2019/11/01

星落秋風五丈原

元夫と顔を突き合わせる&私生活が乱れると捜査にモロ影響を及ぼす上司という職場で頑張ってきたピア首席警部がやっとクリストフと結婚。さあこれから新婚旅行に出かけるはずが、出がけにかかってきた電話でキャンセルに。一時的な対応のつもりだったが、奔放な元妻の煽りをくらって絶賛子育て中のオリヴァーに頼まれて、元夫が賭けた通りそのまま事件にズブズブと。いやオリヴァー「刑事は天職のようなもの」だなんて言ってる場合じゃないから!ほんとに!

2019/11/28

stobe1904

【オリヴァー&ピアシリーズ】社会的テーマをミステリに織り込むネレ・ノイハウスの新刊。今回のテーマは脳死と臓器移植。連続狙撃事件の被害者たちのつながりが見えず、犯人に迫ることができないオリヴァーとピアの前に、次々と狙撃事件が起こる…。脳死と臓器移植の闇に迫る読み応え十分な力作だが、登場人物が多く、二転三転する複雑なストーリーは読む人を選ぶかもしれない。幸せそうなピアとは対象的に、オリヴァーのプライベートはまだまだ大変そう。★★★☆☆

2020/05/19

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