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ゴールデンボーイ (創元推理文庫 M ナ 1-2)

ゴールデンボーイ (創元推理文庫 M ナ 1-2)

ゴールデンボーイ (創元推理文庫 M ナ 1-2)

作家
マイケル・ナーヴァ
Michael Nava
柿沼瑛子
出版社
東京創元社
発売日
1994-02-01
ISBN
9784488279028
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ゴールデンボーイ (創元推理文庫 M ナ 1-2) / 感想・レビュー

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ち~

シリーズ②ヒューを亡くし、アルコール依存症となっていたヘンリーの弁護士人生を救ったラリーから、無実を訴える、殺人罪で起訴された少年の弁護を依頼された。同じゲイの立場として少年を救えるかとの事だったが、結局少年は自殺してしまう。ゲイコミュニティ、カミングアウト、ビジネス、色んな人の様々な要因が事件を難しくしていく。新たな恋人の両親との会話、エイズが進行いていくラリーなど、今回もヘンリーが心を砕く場面が多く、ゲイとして生きる事の困難さ、エイズの恐怖など、当時の情勢や、恋愛・人間関係の方面でも読み応えがあった。

2021/09/20

はんみみ

リオスが友人にも恋人にも(恋人の家族にも?)保護者然とした立場が続き、前作のヨレヨレだったのはなんだったんだ、と言いたくなる。老成するにはまだ早い歳だと思うんだけどなー。*謎解きとしては前半と後半がいまいち噛み合わなくて、読み進むに苦労したが、恋愛物と思えば切なくて良い。(前作の感想にも書いたけど)80年代はゲイ受け入れの時代、90年代はエイズからの差別の時代、それ以降は逆差別、カミングアウトの時代と思っていたけど、実際はもう少し早かった模様。

2015/03/09

komaneko

ジブンの本棚の再読祭り中♪ っつか、読んだのが昔過ぎて内容は100%忘れてるんだが、これまでの再読書4冊とも主人公がゲイ。そのチョイス(この人生に悔い無し…)。で、本書だが、ミステリー的には面白く無いが(特に今回の事件の弁護人に対するリオスはヒド過ぎ!だけど)、本書はリオスの人生劇場の物語だ。 恋人も出来たし、良かったね、リオス☆ 

2016/04/29

vertigo

これもやはりとても綺麗な小説だったなあ。ミステリーであると同時に恋愛小説でもあるのな…今回もラストラインが見事すぎるくらい見事で本当に「決まった!」って感じだった。そして私はそういう小説がすき。

2011/04/19

Alice@JazzCafé

『このささやかな眠り』に続く、ヘンリー・リオス弁護士が活躍するシリーズ第2弾。一見明白な殺人動機と状況証拠、しかし真実は...?全く意外な展開に驚き、なにかぞっとするものを感じる結末。いわゆるアリバイ崩しやトリック探しのような本格推理小説とは少し違い、事件の背後にある犯罪心理や人間関係や社会的抑圧などがクローズアップされていて、そこが面白い。そしてミステリーと同時にヘンリーの恋物語でもあるが、これが滅茶苦茶せつない。ヘンリーには絶対に幸せになって欲しいな。

2011/05/18

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