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喪われた故郷 (創元推理文庫 M ナ 1-3)

喪われた故郷 (創元推理文庫 M ナ 1-3)

喪われた故郷 (創元推理文庫 M ナ 1-3)

作家
マイケル・ナーヴァ
柿沼瑛子
出版社
東京創元社
発売日
1996-04-01
ISBN
9784488279035
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喪われた故郷 (創元推理文庫 M ナ 1-3) / 感想・レビュー

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はんみみ

たまに起こる《同じ主旨の本を続けて読む》現象、発生。ちょっと前に読んだ話題作と根本が同じ話だった。《(子供)を性的に利用する大人から、セックスとは快楽と暴力がないまぜになったものだと叩き込まれるのだ(略)その恐怖を消したいと思わない者がいるだろうか?》ジョシュがのびのび「自由なゲイ」といった雰囲気で、この二人だって傷ついているのにと思うとその関係にホッとする。*秘書、探偵、警察、周囲にいいキャラ揃ってるのに、あと一作しか翻訳されてないのは残念。

2015/03/20

komaneko

ジブンの本棚再読祭中。リオスシリーズ3作目…。本当にこのシリーズは「ミステリー」ではなく、リオスの人生劇場だった…。今回はLGBTの「T」だけは出てこないが、その他ペドフィリア、近親相姦等もり過ぎな位キャラが出揃う。またHIVとかも時代的な重みがあるが、だがしかし!この1970~90年代位のゲイがアイデンティティを保つのってホント大変だったんだなって、つくづく涙でる程…。ジョッシュと幸せにな。。。 

2016/05/07

はちくま

読むのがもったいなくて積読だったんだけど、読んでよかった。ジョシュのおかげなのか、前作よりリオスが生き生きしてるというか、本来リオスってこういう人だったんだ、と。訳されてるのはあと一冊だと思うと寂しい。故郷とはいえ、完全アウェーな中で奮闘するリオス。他の登場人物もみんな生きてる!

2015/01/13

Alice@JazzCafé

ヘンリー・リオス弁護士シリーズの第三弾。今回も夢中で読んだ。このシリーズはいつもセンチメンタルなロマンスに胸がキュンと切なく、また、困難にも屈せず頑張るヘンリーの活躍に勇気をもらえる。今回は久しぶりに帰郷したヘンリーが、家庭不和や貧困、差別、孤独などに苦しんだ彼の子供時代を追想する。初恋の人だったかつての親友とのすれ違いと和解が切なく胸にジンときた。弁護を担当した事件の方は小児性愛(ペドフィリア)や児童虐待など深刻な問題が絡んでいて、大人が子供に与える影響の深さにぞっとする思いがした。

2011/07/16

vertigo

私はすっかりこの主人公のことを愛している。弱さを引き受ける強さにはいつも心打たれる。

2011/10/22

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