秘められた掟 (創元推理文庫 M ナ 1-4)
秘められた掟 (創元推理文庫 M ナ 1-4) / 感想・レビュー
はんみみ
じわじわとこのシリーズを読んでいてよかった。ジョシュとの出会いと、彼の成長はヘンリーを一種の「父親」として成長させた気がする。だからこそ恋人としても別れてしまうけど、そこで自身の父親からの解放にもなったんじゃなかろうか。形は違えど、息子を手放すことの追体験のように思える。シリーズはじめから妙に老成してて疲れ切った様子のヘンリーが実年齢と共にどうなっていくのか気になる…
2015/04/03
Alice@JazzCafé
ヘンリー・リオス弁護士シリーズ第4弾。久しぶりにこのシリーズを読みましたが、やはりこのシリーズ好きです。ヘンリーの仕事ぶりを見ていると、弁護士ってカッコイイ!と思ってしまいます。富や名声のためには働かないが、かと言って正義感あふれる熱血漢という風でもない。彼は逆境に立ち向かう強さを持ちながら、同時に自分の弱さと向き合い自問しながら、どう生きるべきかをちゃんと考えていて、その真摯な人間性がこのシリーズの魅力でもあります。恋人のジョシュ との関係がとてもせつないです。
2012/01/28
naonao
続きも是非翻訳して欲しいのになあ。単なるミステリーではなく、一人のマイノリティの男が一人の男に出会ってから永遠の別離を迎えて、それでもまだ生きていく、そういう姿をきちんとシリーズとして描いている作品なので。
2009/04/04
けいちか
続きが読みたいです。翻訳ではこの4作目以降は出版されていない模様。オリジナルはあと2-3冊あるのかな。2冊目で出会ったジョシュとの別れが。しかし、別れても、結構すぐに次の人が見つかる。重いテーマを扱った作品。
2011/08/26
byron
続きを翻訳してほしい。 ラストは涙なしでは読めません。
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