高く孤独な道を行け (創元推理文庫 M ウ 7-3)
高く孤独な道を行け (創元推理文庫 M ウ 7-3) / 感想・レビュー
ずっきん
【ドン・ウィンズロウ再読祭り開催中】仏陀と金玉を飛ばしたのは、カレンにちょこっと会いたくてこっちを開いちゃったから。そしたらもう止まらなかったから。というわけで【ニール・ケアリー】シリーズ3である。父親に拐われた子供を連れ帰るため、舞台は荒くれカウボーイひしめく中西部ど真ん中へ。とはいえ、そこは単純にイーハー!とはならないわれらがニール。ナイーブさとへらず口は健在である。潜入捜査につきものの胃と心臓を絞られるような描写と、ド派手なドンパチ。後の作品にみられる容赦の無さももうこの作品で芽吹いていたんだなあ。
2020/05/12
ずっきん
『仏陀』読んだら止まらないよなあ。中国にグレアムが迎えに行くシーンってどうだったっけ?って開いたら、全部読んじゃった。カレンにも出逢うし、ニール大人になるの巻である。シリーズのこの後はアレだし、ニールに会いに『壊れた世界の者たちよ』いっちゃうなこりゃ。ところで読めば読むほど長浦京氏の『アンリアル』がこのニールケアリーシリーズに被るなー。期待♪
2023/08/28
ナミのママ
シリーズ3作目。前作の終わりから3年、中国でひっそりと暮らしていたニールに指令がくだる。中国からアメリカへ。簡単な仕事のはずだった…というのは毎度のパターン。2歳児を連れ戻す仕事はこじれにこじれ、カルト教団まで現れる。1993年に本国で発売になった作品だが古臭さはまったく感じない。恒例になったメンバーのキャラクターも変わりなく楽しい。
2021/11/24
GaGa
シリーズ三作目。アメコミ的な内容、展開ながらも、シリーズで一番面白かった。やはり私はニールよりもグレアム、レヴァインなどのシブいおっさんが好み。そこにスティーブ・ミルズなんてキャラクターが追加されたのだから、もう大満足。途中でかなりご都合的な展開があるも、それはシリーズすべてにいえることでご愛嬌。なんとなく、この作品が名作「犬の力」のベースとなった気さえしてきてしまった。
2012/05/10
うわじまお
ニール・ケアリーシリーズ3作目。舞台は中国から米国ネバダへ。誘拐された子供を追いかける。少し大人になったケリーが、怪しい宗教団体と戦う。現代版の西部劇のような描写はスピード感満点。
2019/10/29
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