日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫)
日本探偵小説全集〈4〉夢野久作集 (創元推理文庫) / 感想・レビュー
ω
ドグラマグラを一冊にまとめてくれていたので何とか気合いで読んだ。 前半の軽いノリから後半の重たい種明かしへ進む、私の中でのピークはやっぱりチャカポコ♫チャカポコ♫ そこは可笑しくて何度も読めるでしょうけど、全部はしんどくて二回は読破できない(ΘωΘ)
2018/08/25
訪問者
発売当時に買って30年近く積読状態であったものをコロナのおかげでやっと読破できた。「瓶詰の地獄」は他の様々な本で何度も読んだがやはり傑作。「氷の崖」は意外な面白さのハードボイルドミステリー。そして今回が初読の「ドグラ・マグラ」はうわさ通りの大傑作。
2020/09/08
たらちゃん
昔々、初めての出産の直後、やっと腹這いになれる〜っとゴロゴロしながらこの本を読んだ私はアホ。夢中になってしまい、ただでさえ授乳で寝不足なのに、独特な世界に吸い込まれ、更に眠れなくなりました。
2007/01/01
植岡藍
長年の積読を解消できた。とはいえ「ドグラ・マグラ」は再読が必要になりそうだ。笑ってしまいそうなおかしさがいろいろあって、これを大真面目に衒いもなくやってるんだから尚更おかしいのだけど、面白いですね。
2019/05/06
ベルディ
『氷の涯』は著者の数少ない100p超えの作品かな?ロシア好きなんですねぇ夢野久作。やはりこの作品でも、夢Qは探偵小説というのを上空から冷静に俯瞰しているような印象を受けます。ラストのロマネスクな逃避行。こういうの好きですよウン。『ドグラマグラ』は「正木教授が生涯をかけて2つの学説を証明する物語」だと初読時は解釈したが、「教授間での学術研究を超えた闘争ドラマ」に上書き。 精神医療なんてほとんどないに等しいこの時代に一介の探偵小説家がここまで先見性のある物語を書いたのはやはり脱帽
2023/09/22
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