推理短編六佳撰 (創元推理文庫 M ん 2-1)
推理短編六佳撰 (創元推理文庫 M ん 2-1) / 感想・レビュー
おか
平成7年度の創元推理短編賞の最後まで残った対象作品6編、結果的に受賞作品無しという事になったのだが埋もれさせるには惜しいという事で編まれたアンソロジー。遠田緩、釣巻礼公、永多正夢、永井するみ、那伽井聖、植松二郎の6人である。最後の北村薫さん 宮部みゆきさんの解説対談は これからミステリ作家になろうとしている人達にとっては 良い指南となっていると思う。読んでみて思うのだが 何か今一つ納得のいかない作品なんです(生意気言ってごめんなさい)この方々の中で 読んでみたいなぁと思えたのは釣巻さんかなぁ^_^
2018/10/17
あつひめ
たくさんの応募の中から選んでいく選考会に参加したような錯覚に陥りそうになった。それは、はじめにと解説対談を読んだからかなぁ。こうやって、一つずつ作品について、意見交換をしながら選んでいくのだなぁ…と。各作品読んで、永井するみさんの瑠璃光寺が私は好みだったけど。
2015/07/17
Yui.M
『瑠璃光寺』by 永井するみ。緻密に練りあげられた極上の推理小説。作者の知性を感じた。短編だけれど手が込んだ作品。伏線もじゅうぶん楽しませてくれるし、フィニッシュも鮮やか。彼女がもういないことは、この上なく惜しいと思った。
2015/10/16
読書遍歴備忘録
受賞作品ではなく、受賞は逃したけど埋もれさせるには勿体ない作品の短編集。ということなのでどれもなかなか面白くはあるのですが何かしら突拍子がなかったりご都合主義的に話が動いていたりと少し引っ掛かる部分はある……というような内容に感じられました。ミステリとしては『崖の記憶』、読み物としては『瑠璃光寺』が中では印象的。
2023/10/30
へいがぁ
佳作選なので、どれも面白く読みましたが、やっぱりどれも傑作ではないと思いました。
2016/10/12
感想・レビューをもっと見る