吹雪の山荘 (リレーミステリ) (創元推理文庫)
吹雪の山荘 (リレーミステリ) (創元推理文庫) / 感想・レビュー
hnzwd
豪華ミステリ作家達の名物キャラクター達が一堂に揃った連作長編。吹雪の山荘にこのメンツが揃ったら、事件が起きない訳はないですね。それにしても最終章を書く人のプレッシャーは凄かったろうなぁ。。有栖川有栖の不思議な謎もいい感じに回収して、お見事でした。有栖川さんの最終章も読みたかったなー
2015/02/11
yucchi
豪華メンバーによるリレーミステリ。ナディアが本編と違い(笑)イヤミな感じじゃなく、ノリリンの女好きが強調されている。全体的にとっ散らかった印象は否めない。話があちこち散らばる中、ラストの巽氏には「ホントにお疲れ様でした」とねぎらいの言葉を贈りたい。ストーリーよりもキャラクターたちのやりとりを楽しむ1冊かと思う。
2016/10/10
カロリーナ
☆2 大晦日。山荘村に人気シリーズの探偵とワトソン役6人らが各人の思惑を胸にやってきた。幽霊山荘を探索していたメンバーは首なし死体を発見する。吹雪で周囲から隔絶された中、次々と起こる不気味な事件。彼らは真相を暴けるのか?本格リレーミステリー。“閉ざされた山荘”、“人気作家による競演”と、私を虜にする魅惑的なフレーズに心踊らせながら読み始めましたが、グダグタ過ぎてびっくり。それぞれのシリーズを読破していればもう少し楽しめたかも知れません。でもこういう企画はまた読んでみたいです。
2015/02/09
Yuki
大晦日に雪深い山荘にやってきた、様々な国内推理小説の語り手キャラたち。全く関西弁を喋らない学生アリスとか「そんなキャラだっけ?」な法月綸太郎とか、んんー?んー?となりながらも読み進めた。要するに公式二次創作なんだなぁ。最終章をまとめたのが作家さんではなく評論家の方というあたり、いろんな忖度とか大人の事情があったのではないかという妄想が頭をよぎる。その解決編はとてもよかったとは思うのだけど、プロが集ってもリレー小説というのは難しいものなんだなと痛感した。
2018/03/07
へくとぱすかる
作者が交代するそのつど視点人物が変わる、というのも、工夫のひとつだろうか。全体として、最初の笠井さんの設定そのままという流れで進んでいく。楽屋オチのようなミステリネタ・ギャグが散りばめられているのはご愛敬。ラストでまとめられた、複雑な動機や謎など、結局作中で明かされる真相が本当なのかどうか、という後期クイーン問題を強く感じた。これもリレー形式のためだろうか。
2016/08/21
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