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煙の殺意 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 1-7)

煙の殺意 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 1-7)

煙の殺意 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 1-7)

作家
泡坂妻夫
出版社
東京創元社
発売日
2001-11-23
ISBN
9784488402174
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煙の殺意 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 1-7) / 感想・レビュー

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とん大西

『米澤屋書店』で絶賛されてた短編集にトライ。8編のうち「閏の花嫁」や「歯と胴」は普遍的なイヤミス感が面白かったです。でも正直なとこ全体的に大ハマりとまではならんかったかなぁ。それぞれのアプローチは何気に好みなんですが…。ハマりきれない自分がちょいと歯がゆい(^o^;)

2022/01/30

紅はこべ

「歯と胴」は当然『歯と爪』を意識した題だろうな。『アンナチュラル』も連想。『狐の面』は『トリック』。「おまえのやったことはまるっとお見通しだ」奇術師の泡坂さんお得意分野。表題作のアリバイ工作には愕然。ミステリと恋愛を絡めるのが巧み。

2018/02/18

Tetchy

泡坂初期の短編にはチェスタトン張りのロジックが愉しめる。それは歪んだ論理とでも云おうか、読後に奇妙な味わいを残す。本作では「赤の追走」、「紳士の園」、「煙の殺意」、「開橋式次第」がそれに当たる。かし本作は先ほど「奇妙な味わい」と述べたようにエリンの『特別料理』を意識したに違いないと思われる作品がある。『閏の花嫁』はもうほとんどオマージュであろうし、『歯と胴』は一種のホラーとも云える(題名からすればバリンジャーか)。この完成度は素晴らしい。

2009/05/23

papako

だんじろーさんにおすすめしてもらって。いやー、なんか好きだわ、泡坂作品。もう40年以上前の作品なのに、まったく色あせてない。好みは『歯と胴』『開橋式次第』『椛山訪雪図』『狐の面』『赤の追想』って、ほとんどでした。どれもひねりと洒落の効いた味わい深いものでした。やはり、あまり古臭くなく、読みやすい。だんじろーさん、ありがとうございました!

2017/07/12

stobe1904

【本格名手の短編集】独立した8つの短編から構成されている。総じてレベルが高いが、個人的には『紳士の園』がお気に入りで、きれいに騙された感じがした。本格名手の短編を堪能できてとても満足。★★★★☆

2018/10/11

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