死のある風景 (創元推理文庫 M あ 3-6)
死のある風景 (創元推理文庫 M あ 3-6) / 感想・レビュー
W-G
個人的にはとても好きな作品。ただし粗が目立つのも事実。真佐子の自殺が、なぜあえて妹の誕生日で、しかも阿蘇まで出向いてのものだったのかは、かなり微妙な説明。ただ、初めて読んだ時は、そこの意外性を素直に楽しめて、そこら辺がハッキリしてから一気に面白く感じたのを覚えている。美知子と姉の元フィアンセの中途半端なロマンスがなんの意味もないものだったり、鬼貫の存在意義が薄かったり、余分な贅肉がタップリついているのに、鮎川作品の中でも読みやすい方。麻耶雄嵩の解説がマニアックなくらい正鵠を射ている。
2018/06/12
Aya Murakami
ツイッターで知って、アマゾンで購入した本。 阿蘇山の火口に身投げした姉の真佐子。阿蘇の火口に飛び込んで焼け死ぬのかなぁ???多分実際は火山性ガスで中毒死か推定70度の火口湖で釜茹で死だと思います。実は他殺なのかなぁとおもって読み進めたらこちらは自殺でした。ただしコレを皮切りに連鎖殺人がおきるのですが…。 1965年の小説ですがこのころにすでに美容整形が存在したのですね。これが物語にどうかかわってくるのかは…ネタバレになるので自分で読んでみてください。
2024/02/16
犬こ
1965年の時刻表・推理小説。電報を打った時間、場所などによる足掛かりは、昭和30年代のその時代を映しています。今読むと時間移動の追跡は古く感じるのだけれども、人間描写は現代とあまり変わらず、文章の上手さは秀逸です、やはり。
2017/08/17
ホームズ
今回はあまりにも鬼貫警部の登場が少なすぎるでしょう(笑)しかし色んな事件が繋がっていく感じが良いですね~(笑)でも自殺の理由が・・・。ちょっと現代の感覚では理解しにくいですね~(笑)全体的に女性に関する部分が古すぎる(笑)昭和初期過ぎ(笑)やっぱり鬼貫警部シリーズは良いですね(笑)
2011/01/22
ちぃ。
家族の旧式本から抜擢したもの。本格的なミステリで、大変楽しませて頂きました。本書は流石文章が巧みでした。
2021/05/06
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