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材木座の殺人 (創元推理文庫 M あ 3-11)

材木座の殺人 (創元推理文庫 M あ 3-11)

材木座の殺人 (創元推理文庫 M あ 3-11)

作家
鮎川哲也
出版社
東京創元社
発売日
2003-08-01
ISBN
9784488403119
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材木座の殺人 (創元推理文庫 M あ 3-11) / 感想・レビュー

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Kircheis

★★☆☆☆ 〈三番館〉シリーズ第4作目。 流石に4作目ということでマンネリ化していることに加え、ネタ切れ感もある。動機が全体的に弱いし、トリックもあっさりしているんよね。しかし、キャラの良さでそれなりには楽しめるし、何よりサクッと読めるので時間潰しには良い。 特に『青嵐荘事件』なんかは、資産家一家の長を遺産確保のため殺害するというクラシカルなストーリーで好みだった。 因みに、この頃から探偵さんが最初からバーテン氏に頼ることを前提に依頼を受けるようになっている(笑)

2023/09/30

KAZOO

三番館シリーズの第4巻目です。すっかりこれだけ忘れていました。6作の短編が収められていてアームチェア・ディテクティブということで、この本を読むといつもテレビの「日真名氏飛び出す」を思い出します。森博嗣さんの作品も読んでいますが、やはり純粋推理ものというと鮎川さんのほうが上のような感じがします。

2016/03/25

セウテス

三番館シリーズ第4弾。物語が始まる。登場人物やその関係が紹介され、やがて事件が起こる。ここで太った弁護士のパートに移り変わり、探偵の「わたし」が事件の詳細と依頼内容を聞く。探偵が依頼を遂行しようと、関係者を尋ねてアリバイを確認したりするが、行き詰まりバー三番館へたどり着く。バーテンが話を聞いて事件の謎を鮮やかに解く、という御決まりの安心の展開。しかし此れが良いのです、シリーズの魅力なのです。本作の6編も一寸した事に気づくと、バーテンの話を答え合わせにニンマリ出来ます。無理じゃね、というのも愛嬌という事で。

2017/01/11

coco夏ko10角

三番館シリーズ第4弾。バーテンさんに頼ることに慣れすぎて、話のいくつかで私立探偵のわたしが依頼されて直で三番館に行くようになっちゃってる…。 『同期の桜』と『青嵐荘事件』がよかった。

2018/10/25

geshi

ワンアイデア型の安楽椅子探偵ものなので、よく言えば手堅くまとまっている、悪く言えばあっさりしすぎる。『棄てられた男』はストレートな逆転の発想。『人を呑む家』は見えない人パターンの変化球トリック。『同期の桜』はホワイダニットのうまいずらし。『青嵐荘事件』はひっくり返しの光る王道フーダニット。『停電にご注意』は後出しっぽくて、ちょっと無理矢理な印象。『材木座の殺人』は単純なトリックを完成させるための大仕掛け。定型を崩す推理の二段落ちの楽しみ。

2015/02/12

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