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りら荘事件 (創元推理文庫)

りら荘事件 (創元推理文庫)

りら荘事件 (創元推理文庫)

作家
鮎川哲也
出版社
東京創元社
発売日
2006-05-27
ISBN
9784488403140
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りら荘事件 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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🐾Yoko Omoto🐾

これぞまさに“THE本格推理小説”!!謎解きフーダニットの見本とも手本とも言える端整な造りに、懐かしさと痺れるような快感を覚えつつ堪能。愛憎渦巻く本音を潜ませた学生たち、笑えるほどに犯人に翻弄される刑事たち、終盤に満を持して登場する名探偵とお約束的な登場人物は王道中の王道。殺害現場に残されるトランプの謎を始め事件の一連の真相が解き明かされる解決編では感嘆と唸り声しか出てこず、全てが終わったあとの哀愁を漂わせるラストまで本格ものの様式美に酔いしれた。鮎川氏に影響を受けた作家が多いことに大きく納得できる名作。

2015/11/15

五右衛門

読了。やはり本格推理小説、堪能しました。相変わらずものの見事に犯人は判らないまま終盤の名探偵による推理で一件落着❗しかも最後の被害者だけ別の犯人なんて全く予想出来ませんでした。全く持って二人の刑事さんと同感です。現場に居たにも関わらず...これだから『本格』やめられません。星影さんてシリーズあるんですか?探して見よーっと❗

2019/04/21

chiru

りら荘に滞在する、個性的な学生7人が巻き込まれる連続殺人事件。 トランプの意味は? 動機は? ぜんぜん推理できなかった…。 でも、実は怪しいなって思ってた人だけ合ってたからうれしかった。 警察がいるのに止まる気配のない殺人事件…なのに学生たちが平然としてるのはちょっとやだな(^_^;) 謎解きはきれいな伏線回収で見事でした! ★3

2018/03/17

ミカママ

本格推理小説は久しぶり。これは古典作品のひとつなんでしょうか。ミステリ好きな友人に薦められたもの。子どものころ、胸を熱くして読んだ、江戸川乱歩シリーズを思い出しながら読み進めるうちに、なんか違う・・・という気持ちに。表現がくどいし、古臭いし(失礼)、最後までのめり込めませんでした。イマドキのミステリーに慣れてしまった身には、純推理小説は合わなくなってしまったのかも。

2014/12/04

goro@80.7

トリックは先にやったもの勝ち。この作品が1957年に出た段階でその後に続く作家は厳しいと思えるね~。閉ざされた山荘という設定ではないけれど、連続殺人に現場に残されたトランプ。このトランプの意味など良いよね~。犯人の思惑通りに読み進めておりました。そして終盤にやっと登場する星影竜三が冴えてる。まぁ冴えてなければ解決できないわね~。次は鮎川氏のデビュー作「黒いトランク」に挑戦です。

2020/04/03

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