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仮題・中学殺人事件 (創元推理文庫)

仮題・中学殺人事件 (創元推理文庫)

仮題・中学殺人事件 (創元推理文庫)

作家
辻真先
出版社
東京創元社
発売日
2004-04-09
ISBN
9784488405137
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仮題・中学殺人事件 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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geshi

さすがに時代を感じてしまう文章や単語が今読むと厳しいけれど、「読者が犯人」というメタ構造を取り入れた作品をミステリ初心者の少年少女向けにやった先見性は認めるべき。アリバイトリックは知識勝負の感は否めないが、密室トリックはなかなか面白い発想。そして、そのトリックが章の間のストーリーに密接に関わってくる作りが巧み。抜けのいいライトミステリとして読んでいたら、ラストでウロボロス的な構造に迷わせる着地まで、作者の推理小説への稚気にあふれている。

2018/05/07

coco夏ko10角

「読者=犯人」ということでずっと気になってた一冊。「読者=犯人」なミステリー小説はいくつかあるけど、この作品の方法にはなるほどなと。ただキャラ設定がぴんとこずシリーズ次巻以降を読むかどうかは迷う。

2021/05/15

ヨーコ・オクダ

スーパー&ポテトシリーズ。冒頭から、キリコのあだ名も引っかかるし、ポテトの本名も引っかかる。そして「この推理小説中に伏在する真犯人は、きみなんです!」の一文も引っかかる。どことなく幼稚な雰囲気で披露される事件に、どことなく切ない雰囲気が残る謎解き。さらに「どっちがどっち!?」的叙述トリックの匂いもしてきて……。ライトな1冊にしては結構贅沢な構成かも。辻センセの「伝説の三部作」とか言われてるらしいけど、うち的には残りの2本を追いかけてみたい度は低め(苦笑)

2018/11/09

kate

何年か振りに再読。もう40年近く前の作品ですが読みやすいライトなミステリ。冒頭でいきなり犯人は読者と豪語していたりと当時としては色々斬新な作品。ただミステリ慣れした今では色々物足りなさも感じる作品でした。

2014/02/15

libra

最終巻が別の物語で紹介されていたので、最初から読んでみようと思って手に取ってみた。古い話なのは知っていたけど40年前っていうのは予想外。辻さん、いくつだろうと思ったら80を過ぎたかららしい。どうりで。最近のキーワードがない割には古さはあまり感じなかったけれど、いろいろ無理があるような。。

2016/05/23

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