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盗作・高校殺人事件 (創元推理文庫)

盗作・高校殺人事件 (創元推理文庫)

盗作・高校殺人事件 (創元推理文庫)

作家
辻真先
出版社
東京創元社
発売日
2004-06-10
ISBN
9784488405144
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盗作・高校殺人事件 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

geshi

ラストで判明する仕掛けのために、多少の歪みは仕方ないとスルーしている感じで、うまく成立しているとは思えない。キリコと薩次というキャラクターも殺人事件も駒として動かしているので、ミステリ的なストーリー運びからあえてズラしているのが落ち着かない。密室・呪いの見立て・鬼の面と本格推理らしい道具立てを揃えながら、あえての膝かっくんに疑問符を浮かべてしまう。犯人が語る動機が痛みを伴ったジュブナイルとしての幕切れで、後味に苦みを残す感じは良かった。

2018/05/07

kate

前作の『犯人は~』に続き今作では『作者は被害者です。犯人です。探偵です。この作品はそんな小説です』というキャッチコピーそのままの作品。物語のプロットも上手く練られており、話のテンポも軽快でどんどん先へ読み進めてしまう作品。

2014/05/07

やまだん

作者が被害者で,犯人で,探偵であるミステリ。プロットは非常に面白そうであり,読みたいと思わせる。実際に読んでみると,もともとジュベナイル小説だったので仕方がないのだが,文章が稚拙なのがなんとも残念。キャラクターも薄っぺらく,トリックも非常にお粗末。正直,大人の鑑賞に耐えるデキとはいいがたい。子供向けの小説で,描かれた時代もかなり古い。小説としての内容には期待せず,作者が被害者で,犯人で,探偵であるというプロットをどういう形で実現したのか,その点に興味を絞って読めばなんとか楽しめると思う(30点)。

2016/11/27

志摩子さん

前作の「仮題・中学殺人事件」では、「読者が犯人です」という構成が面白く読めました。今回の構成は、 「作者は被害者です。作者は犯人です。作者は探偵です。」です。それにしても、前作とのつながりがこうだと、結局、スーパーとポテトはこのシリーズ的に実在の人物なんでしょうか。実在の人物だとすると、前作の真の主人公が虚構の存在ということに? もしスーパーとポテトが虚構の存在だとすれば……? 頭がぐるぐるしてきて、 「作者は被害者です。作者は犯人です。作者は探偵です。」よりも複雑な気がします(笑)。

2016/06/18

mhsr

ポテトとスーパーの、意外な犯人シリーズ第2弾なのだが、肝心のトリックが前作とあまり変わらないような…まあ、これはこれでありなのかもしれない。続きは気が向いたら。

2015/10/27

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