コミカル・ミステリー・ツアー (3) サイコの挨拶 創元推理文庫 (創元推理文庫 M い 2-3)
コミカル・ミステリー・ツアー (3) サイコの挨拶 創元推理文庫 (創元推理文庫 M い 2-3) / 感想・レビュー
えか
いしいひさいち描くところの、ホームズさんとワトソンくんのどえらいおバカ推理漫画。ご存知、タブチくん、やヤスダくん、ヒロオカ先生などのいしい漫画のレギュラーも総出演で、古今東西の名作推理小説をバカにしまくる。創元推理文庫にも関わらず、早川ポケットミステリーをおちょくりまくる一編が秀逸な出来で思わず大笑い。他にもオウム真理教や実在のヤクザの抗争事件などを笑い飛ばす作品とかを読んでいると、かの漫画家が住所を頻繁に変更している訳が良く分かる。
2023/05/22
さらば火野正平・寺
いしいひさいちのミステリーパロディ漫画集。ミステリーを読まない私には元ネタがわからないものが多いが、それでも面白いのは流石だと思う。作家の広岡先生とお手伝いさんが出て来る漫画は相変わらず楽しい。笑ったのは152〜153ページに出て来る武田真治と豊川悦司の似顔。ドラマ『ナイトヘッド』の頃のものだが、よく似ている。憧れの無い人間が見れば美男子もこんな風にしか見えないという好例である。笑った。
2013/12/22
kochi
「ポケミスこの一冊」ではボケミスに対する愛を語る。曰く、「ポケミスほど買って損のない本を私は知りません」なぜなら、「ビニールカバーなのでカサのかわりになる、新幹線ではイスのかわり、しかも読むこともできる」と。このバチあたりめが!^_^ 登場する作品のほとんどを読んだことがないので、幸いネタバレかどうか不明だが、たまたま既読の小林泰三『玩具修理者』と思ったら、「大人のおもちゃ」を持ち込むという『玩具修理屋』だったという、バチあたりめ!
2018/11/30
ふゆ
ミステリに全然詳しくない私でも原典が分かる有名作品ばっかり取り上げた、いしいひさいちによるオヤジギャグのオンパレード。さすがです。すべての映像化された中でいしいひさいち氏の京極堂が一番私の中の京極堂に近いのでこの巻を。4巻どこいったのか…ミステリです。助けて広岡さん!
2018/06/21
∃.狂茶党
元ネタ知ってるやつで流石にネタバレではと思ったの、原作扱いだったけど、他の作品もけっこう危ういのでは。 ネタバレ避けたい人は、このシリーズ読まない方がいいのかも。 一番笑ったのは、某タイトル。 漫画ですらない文字列。 よほどカチンときたんだろうな。 その本は読んでないけど、そうだろうなと、ものすごく納得する。 いしいひさいちは、笑いにくるんで結構厳しいこと描いてる。 今日のいしいなら描かないであろう笑いも結構ある。1998年の本。
2022/12/13
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