三題噺 示現流幽霊 (神田紅梅亭寄席物帳) (創元推理文庫)
三題噺 示現流幽霊 (神田紅梅亭寄席物帳) (創元推理文庫) / 感想・レビュー
五右衛門
読了。続けざまに読み終わりました。師匠の悪巧み、業界ではシャレで通用するのかも知れないが読み手はやり過ぎでっせ師匠!ってな感じでした。がしかし主人公頑張りました。真面目で、勉強熱心今後が本当に楽しみです。続編あるんですよね?めまぐるしく変化している現代の中で受け継ぎ、引き渡していく、だからこそ興味深い世界だと思います。目が離せません。
2019/03/28
ぶんこ
こちらのシリーズを読み続けていると、すっかり落語界のツウになったような錯覚を覚えます。師匠と弟子の間柄、そして同じ世界でのイジメもあって、どの世界も厳しい。めげずに切磋琢磨している人たちが生き残っていくのでしょう。今回の馬春師匠の深謀遠慮には驚かされました。観客まで巻き込んでのドッキリには、流石の福の助や亮子さんもアングリ。ここまでしないと復帰できないって、馬春師匠が健気に思えてくるから可愛い。それにしても愛川さんの落語愛には脱帽です。
2018/01/10
fwhd8325
シリーズ作品だと知っていましたが、以前より本棚に積んであった一冊です。購入したときより、落語に接する機会は増え、満を持しての読書です。本当によくできた小説です。落語を愛し、熟知されているからこその作品だと思います。本音で言えば、落語は、活字より、耳で聞きたい。ムズムズしてきました。
2018/05/03
したっぱ店員
やはりこのシリーズが落語モチーフの本の中で一番好き。個々の短編としても成立しつつ、大きな流れのストーリーも無理なく展開して毎回とても楽しい。馬春師匠のおかみさんが大好きな自分は、最後ちょっとほろりとしてしまった。もしかしたらこれで完結?な展開だけど、まだまだ読んでいけたらいいなあ。
2014/12/20
hnzwd
シリーズ第四弾で、一旦は節目の一作。倒れた馬春師匠の復帰独演会がいよいよ近づく中、やはり事件が発生。解決はいつも通りの寄席の一席で。と、いう定番スタイルが最後まで心地良いシリーズでした。表題作はもちろん、復帰独演会当日を描いた鍋屋敷の怪は大団円ともいえる素晴らしい出来。読むと落語に行きたくなる。
2014/05/27
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