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群衆の悪魔 下 (デュパン第四の事件) (創元推理文庫)

群衆の悪魔 下 (デュパン第四の事件) (創元推理文庫)

群衆の悪魔 下 (デュパン第四の事件) (創元推理文庫)

作家
笠井潔
出版社
東京創元社
発売日
2010-08-21
ISBN
9784488415099
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群衆の悪魔 下 (デュパン第四の事件) (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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セウテス

【オーギュストデュパン オマージュ作品】下巻。純粋に連続殺人の謎を推理する物語ではなく、空中から毒が突然現れた様に見える謎も、推理する事は難しいと思う。謎を解く楽しみを読者に提供するミステリではなく、作家ポー氏の影響を論じている様にも感じる。私の認識ではポー氏はミステリの創始者であるという事だが、ドストエフスキー氏から芥川龍之介氏など名高い文学者に、多大なる影響を与えた人物とは知らなかった。本作のひとつの殺人の根底に群衆論や、探偵が生まれた考え方にモダニズムが在る事が、良く解るの作品ではあるのだが疲れる。

2020/10/26

春風

【再読】世界初の探偵小説の主人公、C・オーギュスト・デュパンが、第4の事件に挑む、壮大なるポオ作品群のパスティーシュ作品。デュパンは、連続する事件群に共通するモチーフから、個々の事件を紐付け、事件解決に挑んでいく。それは犯人さえも自覚していないであるだろうという、19世紀のフランス革命前夜のパリにおいては、未来を占うかのような、個人の対群衆における相対的な存在形態を問うモチーフでもあった。個人的には、実在の人物たちをも巻き込む壮大なフィクションである本作は、ミステリ小説における最高傑作と思える作品。

2019/11/18

ホームズ

慣れて来たからかだいぶ読みやすくなってきた(笑)なんというか革命の時代のフランスの雰囲気がいい感じでした(笑)エネルギーにあふれている感じが良かった(笑)ミステリといしても良かったと思います(笑)中空から現れた毒の謎は面白かった(笑)

2011/05/13

メーテル/草津仁秋斗

犯人までは予想がついたけど、動機はギリギリまで分からなかった。歴史上の事件も絡めた、まさに歴史ミステリー。シャルルはきっと誰かなんだろうなあと思っていたけど、正体を知って狂喜しました。満足のいく一冊。

2016/05/26

Takashi Tokairin

架空、実在を交えて次々とこの業界の有名人が登場。まあしかしややこしい。歴史をよく説明してもらわなければ動機すら理解できません。。。

2010/11/01

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