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TOKYO BLACKOUT (創元推理文庫)

TOKYO BLACKOUT (創元推理文庫)

TOKYO BLACKOUT (創元推理文庫)

作家
福田和代
出版社
東京創元社
発売日
2011-08-12
ISBN
9784488417116
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TOKYO BLACKOUT (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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miri

テロによる東京一帯の大停電に伴う警察、東都電力、犯人一味のクライシス・ノベル。北海道の停電を経験した身として、冷静に読めない部分もあり読了に困難を来した。半分以上読んで、やっと現実と本の中の世界を切り離して感じられるようになり、当時の電力会社の復旧に向ける努力に感謝の思いです。小説としては登場人物を盛りすぎで、ストーリーの流れに全く絡まない人物は思いきって削除してもいいのではという印象。電力会社の電気の配分のやりくりには、お仕事小説としての面白さも感じる。揚水発電が蓄電池の役割を果たすとは興味深い。

2019/11/27

達ちゃん

インフラを支える人たちの大災害との闘いに引き込まれました。電気をはじめ、当たり前と思ってしまっているものの大切さを改めて思い出させてもらいました。

2017/08/26

GaGa

色んな要素をこれでもかとつぎ込みすぎで、料理に失敗した感じがする。多視点の小説は特に苦手ではないが、特に中盤、話が盛り上がるかというところで、結果どうでもいいような視点が入り、うんざりさせられる。大規模テロ、復讐、外国人問題、幼児虐待、無差別殺人問題などぐちゃぐちゃで、未曽有の危機に命がけで取り組む電力マンという一番の柱となるべきテーマがうっちゃられてしまった感があり、それが一番残念。

2012/02/08

昼夜

スイッチとボタンを押せばコンセントに繋げば電気が使えるのは当たり前だと思っていたのは間違いだった。あの地震がなければ気づかなかった。今も電力会社では明日の電力予想をしている人たちがいる、その人たちがいるから安心して電気を使える生活に感謝しています。これからはこの災害の教訓と電気は無尽蔵に作れない貯められないを忘れないでなるべく無駄使いをしないようにします。

2011/12/25

すたこ

★★★★★なんと、2008年の作品だなんて!驚いた。爆破·ヘリ衝突·鉄塔倒壊、これはテロなのか?犯人の目的はなんなのか?謎に包まれた犯行に大混乱。大規模停電に見舞われた真夏の東京、不安を押し殺し必死に立ち向かう人々に感服。素晴らしくかっこよかった。ただ、真夏の東京での大停電にしては、被害が描かれなさすぎと感じてしまった。少し気になるところ(笑)とにかく、先が気になって気になって仕方なかった!パニックものというより、サスペンスとして面白かった!福田さんはいろんな分野の職業を分かりやすく描くのが本当に上手い。

2018/12/07

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