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新・日本の七不思議 (創元推理文庫)

新・日本の七不思議 (創元推理文庫)

新・日本の七不思議 (創元推理文庫)

作家
鯨統一郎
出版社
東京創元社
発売日
2011-04-29
ISBN
9784488422035
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新・日本の七不思議 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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ま~くん

個人的には「空海の不思議」と「真珠湾攻撃の不思議」が面白かった。空海と言えば教科書にも登場する日本のスーパー僧侶の一人。それが実は○○○だったなんて余りにも突拍子もなく驚いた。確かに彼の起こした様々な奇跡に説明がつくのは間違いないかも知れないけど。真珠湾攻撃の章は今の時代こそ沢山の人に読んでもらいたい。戦争の悲惨さ、愚かさを人間は歴史から学べているのか。邪馬台国の位置は前作の主張から変化なし。追認する形だったが、金印が出てくる日はいつか来るんでしょうか。重たい作品の後に、気軽に読める一冊としてお勧めです。

2021/09/14

gonta19

2011/5/3 Amazonより届く。2016/1/27〜1/31鯨さんの日本史もの第2弾。今回も、あ、そんな見方があるのか、とユニークな展開で日本史の謎が語られる。が、なんと言っても、静香と宮田の仲が急速に近づいているのが、気になって仕方がない。どうなるんだ?

2016/01/31

はらぺこ

宮田六郎と早乙女静香のシリーズ第3弾。七不思議の内の二不思議(2作品)が『邪馬台国はどこですか?』の現場検証みたいな感じやったんで違う二不思議が欲しかった。でも邪馬台国の不思議は良かったと思うので1冊に纏めて欲しいなぁ。 六郎と静香は京都に行ったらしいけど詳しくは語られてない。もしかすると『金閣寺に密室』とリンクしてんのかなぁ?

2013/01/24

saga

いきなり宮田と静香が急接近。まあ伏線は『新・世界の七不思議』にあるのだが、松永君は仕事と憧れの女性を失ってしまう辛い立場。閑話休題。本書は、その宮田と静香が日本史上の謎を現地踏査することを中心に展開する。最も興味深かったのは「原日本人の不思議」。タミル語を始めとしたアジアの言語の文法構造が日本語とも共通するという。最後に配された「真珠湾攻撃の不思議」は、無責任な戦争を遂行した日本軍部や、核兵器の実戦使用で罪なき老若男女を殺戮した米国のどちらも正当な理由を見出せないという重い問いを読者に投げかけての完結だ。

2021/05/24

Bugsy Malone

前2作とは違い、今回は第一章と最終話以外はバーを出てフィールドワークへ。どちらかというと一作目「邪馬台国はどこですか?」の実地確認作業の様な感じです。ただ、最終話「真珠湾攻撃の不思議」では如何にして日本が戦争に突入し敗戦に到ったかを、非常にサラリとではあるが説明していて、そこから戦争と人間の何たるかを問題提議し、とても考えさせられる話となっていました。著者が今後、本格的に歴史を証明して行きそうな予感を感じる本でした。

2015/06/23

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