KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

卯月の雪のレター・レター (創元推理文庫)

卯月の雪のレター・レター (創元推理文庫)

卯月の雪のレター・レター (創元推理文庫)

作家
相沢沙呼
出版社
東京創元社
発売日
2016-03-20
ISBN
9784488423131
amazonで購入する Kindle版を購入する

卯月の雪のレター・レター (創元推理文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

へくとぱすかる

悲しい話もあったけど、でもやさしさにあふれる短編5つ。ちょっと背伸びした青春ドラマ。詩的な文章で、繊細な心の動きを読み取らせてくれて、さわやかな気分になりました。本当はまれなのだろうけど、誰にでも起こりそうに思える、日常の謎や困りごと。SFでなくても「すこしふしぎ」な世界とは楽しいものですね。表紙カバーの絵のイメージが、本当によく似合います。

2018/03/13

dr2006

一人称の繊細な心情に寄り添う少しネガティブな展開が切なくて、でも最後には温かい余韻を残す5つの短編。中でも内気な高校生小袖が謎の手紙を巡る日常系ミステリ・表題作「卯月の雪のレター」が良かった。小袖は自分が活字で出来ていると思う程の大の読書好きだが、そんな読書家への周りの不理解と偏見に対する小袖の心の声に共感した(笑)例えば、社交的な姉に読書は暇な時にするものだと言われる。年下の従妹に読書する人は頭が良いと決めつけられる等。読書は楽しいしから、忙しさなんて関係なく、読みたいから読んでいるのにね。そうだよネ!

2020/04/15

あゆ

卯月の雪のレター・レター 5話ともさらっと読めた!1番目と3番目の話が好き!

2021/03/26

masa

とても好きな作品だった。ささやかな謎が少女の不器用さを引き立てる。かつて、こんな私にも、たぶんきっと“少女”という時代があった。確固たる自覚がないので、少女というには、言葉の纏う雰囲気が、自身に本当にあったのか!?と突っ込みたくなるけれど。でも、こうして少女の物語に触れると、淡く痛みを伴う思いがフラッシュバックするのだから、少女の永遠性は誰しも普遍だと。解説は、少女と言えばの代名詞よろしく、紅玉いづきさん。読了後の淡く優しい余韻に包まれながら、5編の物語はどれも、彼の日の私の一部だった。と、想いを馳せる。

2016/04/07

ソラ

終始、優しい雰囲気の作品。ミステリィというよりかは普通に青春ものとしての印象が強いかな。教育実習生の話はそれからが気になる。

2016/05/04

感想・レビューをもっと見る