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文化祭オクロック (創元推理文庫)

文化祭オクロック (創元推理文庫)

文化祭オクロック (創元推理文庫)

作家
竹内真
出版社
東京創元社
発売日
2012-11-11
ISBN
9784488424114
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文化祭オクロック (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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chimako

DJネガポジって誰?FM東天のブースはどこ?なになに、どこで何が起こってるの?……と訳の分からぬままに東天高校文化祭とFM東天に巻き込まれ、時計塔の針が動くのを遠くから見つめる羽目になった。底抜けに明るく誰からも好かれるもと野球部エースの山君、山君にコクられて迷惑顔のユーリ、ユーリに付き合いDJ探しに奔走する文芸部コーラ、ものすごく下手くそなバンド紅鮭辛子マヨネーズの匿名希望藤原、お神輿隊に物理部、放送部等々 高校の学園祭の喧騒そのままに物語は進む。教師の横暴や学校裏サイトも絡めながらの学園ドラマ。

2022/05/18

へくとぱすかる

長編の長さをもった短編小説、と言ってもいいくらい、スピード感いっぱい。ラストの100ページを読むのに20分しかかからなかった。前置きもなく、文化祭の始まるシーンでスタートするが、それでも見事にストーリーに引き込んでくれるところが、筆力なんだろうなあ。DJを探すという、一貫した謎がサスペンスを持続させてくれる。そしてやはり後悔や友情が熱い青春です。

2018/03/04

アイゼナハ@灯れ松明の火

東天高校文化祭を盛り上げる、謎のDJネガポジ。壊れた大時計の針を動かさんとする彼の目的は何なのか?乗せられて奮闘する野球部元エース、怪しんでDJの正体を探り倒す彼のマドンナとミステリ好きの探偵少女、そして暗躍する放送部員たち…マドンナの可愛げのなさにちょっと引きそうになりますが(笑)文化祭とラジオDJ番組の楽しいとこがミックスされた感じで、どちらも懐かしく思い出させてもらいました。ネットは便利だけれど、発信が容易な分、簡単に誰かを傷つけたり、傷つけられたりする事に無自覚ではいけませんよね…気をつけなければ

2012/12/01

hukimax

やっぱり文化祭っていいですよね。日常だけど日常じゃないってかんじで。ただ、シリーズ中ではなく単品として文化祭をもってくるのは結構な難易度な気がします。キャラがよくわからないままハイテンションなノリに入るので。そのせいか、雰囲気を楽しむと同時に軽い疎外感も。まぁ私が歳とっただけという可能性も(汗) 肝心のミステリ部分ですが、謎は面白い。真相も実に青春。しかし、謎解きが物足りない。文学少女の推理が都合よく的中してるかんじが拭えなかったのが残念。ということで、ミステリというより青春小説として面白かったです。

2013/12/28

A3

文化祭繋がりで読んでみた。割と軽い雰囲気で躍動感があるものの実は重いテーマを扱ってたり、きちんと謎解きにもなっていたりと意外性のある作品です。ふと目について買ったけどいい買い物でした。

2013/12/10

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