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掌の中の小鳥 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M か 3-3)

掌の中の小鳥 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M か 3-3)

掌の中の小鳥 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M か 3-3)

作家
加納朋子
出版社
東京創元社
発売日
2001-02-24
ISBN
9784488426033
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掌の中の小鳥 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M か 3-3) / 感想・レビュー

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さてさて

『あなたがどんな人間なのか、決めるのはあなた自身なのよ』という考え方を導き出していく紗英。どこか不思議感のある紗英と抜群の推理を発揮していく圭介の深まっていく関係。各短編の謎解きの面白さと、紗英と圭介の恋の行方、そして舞台となるバー『EGG STAND』に流れるゆったりとした独特な空気感が魅力のこの作品。どこまでも優しい加納さんの眼差しをそこかしこに感じるこの作品。それは「ななつのこ」をベースに、ちょっと大人の味を入れてシェイクした、優しい感情の中に爽やかな味わいを残すカクテルのような、そんな作品でした。

2022/01/08

紅はこべ

実は加納さんの作品で一番好き。ミステリとしても、恋愛小説としても。これで完結はしているけど、続編があってもいいな。

2017/05/27

ダイ@2019.11.2~一時休止

短編集。チェックはしていたけど読む機会がなかった加納さんを来月の新作が出る前にと初めて読んだ。日常の謎系の自分の好きなタイプで面白かった。解説もイイ感じ。

2014/09/14

papako

加納作品コンプリートにむけて。加納さんらしい連作短編集。日常の謎系です。圭介という主人公視点の探偵がスマートでしたたかで意外かも?謎の度合い、紗英のキャラとエッグスタンドというバーと女性バーテンダー泉、謎の常連先生など、とても魅力的でした。何より一途に恋愛する二人が良かった。とても加納さんらしく楽しめました。

2018/04/24

aquamarine

アンソロジー「自薦 THE どんでん返し2」に表題作が載っていてとても良かったので元作品のこちらも手に取ってみました。ここでは連作になっていますが、表題作は一話目だったので単品で読んでも問題なかったようです。どの短編もするっと心に溶け込んで、でもふっと印象深い言葉を残していきます。伏線回収の見事なミステリでありながら優しい恋愛小説でもあるこの世界を十分堪能しました。印象深い言葉からひとつ…「知ってる?明日っていうのは永遠にやってこない日のことを言うのよ。」「向こうから来ないんじゃ、こっちから行かなきゃね」

2017/06/07

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