マカロンはマカロン (創元推理文庫)
マカロンはマカロン (創元推理文庫) / 感想・レビュー
starbro
コミュニティで、近藤 史恵の作品に投票するため、読みました。近藤 史恵、2作目です。本書は、ビストロ・ライト・ミステリの佳作でした。オススメは、『追憶のブーダン・ノワール』&表題作の『マカロンはマカロン』です。ビストロ・パ・マルの料理はどれも美味しそうで、食べに行きたくなります。 http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488427061
2021/03/04
小梅
三舟シェフシリーズ3作目。 8篇の短編の中で一番好きなのは「ムッシュ・パピヨンに伝言を」かな… 美味しい物が食べたくなりました。
2020/11/16
へくとぱすかる
奥が深いなあ、と思う。日常系であるからこそ、人間関係の微妙さがよく現れるというべきだろうか。三舟シェフの推理というより洞察は、問題をかかえた人への大きな救いだ。肩のこらないフレンチ・ビストロを舞台にして、前の二冊にも劣らない、さらにヴァリエーションあふれる出来事を考え続ける作者にも感服。食文化や偏見など、今の最先端の問題を捉えているようだが、書かれてからの年数を思うと、解説に言われているような先見性はたしかにすごい。そして友情や家族関係の問題は、いつの時代も変わらない。
2020/08/07
mae.dat
第3弾。全8話短篇。前作とは違い、全話共にギャルソンの高築くん目線の日常ミステリーとなっていました。ビストロが舞台なので当然と言えば当然の事ですが、お料理の描写が唆ります。特に空腹時はリアルにお腹が鳴っちゃいました( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)。高築くんの食の拘りや、仕事への接し方も爽やかに好いですね。勿論、三舟シェフをはじめとしたスタッフ全員に言える事ではあるのですけど。解説に依ると次作も執筆している様で、次はコロナ禍の〈ビストロ・パ・マル〉の様子も描かれるみたいです。そちらも愉しみに待ちたいと思います。
2023/03/22
ナルピーチ
シリーズ第3弾。今回も1話が30頁前後の短編作品で構成されたスタイルで全8話が収録。このシリーズはこの頁数がとても読みやすく、飽きる事なく読めてしまう。要点を抑えて僅かなヒントから状況を把握し、その洞察力と観察眼を駆使して客が抱えている悩みや問題の答えを導き出す三舟。行きつけのレストランにこんな名探偵シェフがいたら、迂闊なことは言えません!でもそこがこのシリーズの醍醐味となっていてやっぱり面白い!シリーズはこれからも続くのかな?是非とも続いてほしいな。まだまだ三舟シェフの絶品の料理と名推理を味わいたい。
2023/07/18
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