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メグル (創元推理文庫)

メグル (創元推理文庫)

メグル (創元推理文庫)

作家
乾ルカ
出版社
東京創元社
発売日
2013-08-30
ISBN
9784488431112
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メグル (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

初読みの作家さんでした。5編からなる連作で、とても不思議な作品でした。ファンタジーあり、ホラーあり、ヒューマンありの非常に優れ、お得な内容です。個人的には「モドル」がとても好きで、しっとりと感動しました。「アタエル」は読んでいて‘もしかして・・・?’とは思いましたが、‘やっぱり!’となりました。でも、その‘やっぱり!’感がある意味、爽快?で下手なホラー小説より、ゾクっとさせられました。作品全体を通しては、「生と死」をあらゆる境遇の登場人物たちが、それぞれの立場でかかわり、‘再生’していく素敵な物語です。

2013/10/24

相田うえお

★★★☆☆18087 大学の学生部厚生課奨学係で紹介されたアルバイトを引き受けた人達の五つの連続短編作品。怖〜い話だったり、奇妙な話だったり、ゾッとすり話だったり、ホワーンとする話だったり、不思議な話だったりと、次々に感情が揺さぶられてしまいます。①業務:一晩寝る。報酬:5万②業務:店舗商品入替1日。報酬:1万③業務:犬の餌やり14日。報酬:1日1万④業務:食事2時間6日。報酬:時給5千円⑤業務:冬囲い撤去1日。報酬:5千円。当方なら食べて稼げるバイト4がいいかな。いや〜、乾ルカさんはやっぱりいいですね。

2018/10/02

オセロ

ある大学の女性職員の悠木さんが学生達に斡旋するアルバイトを巡る5つの短編集。 アルバイトの具体的な内容は明かさず、悠木さんの「あなたは行くべきよ、断らないでね。」の一言から始まり、怪綺談やホラーチックなミステリーなどジャンルはバラバラだけれど、そのどれもが学生達の悩みに寄り添ったもので。アルバイトを通じてがそれぞれの学生の成長に繋がっていく様子や、タイトルに込められた意味が分かるラストにはグッとくるものがありました。

2022/09/06

けい

大学の学生を対象にアルバイトを斡旋する学生部が舞台。学生が斡旋により体験した摩訶不思議なアルバイトの内容を5編からなる短編で綴る短編集。短編それぞれの表題がカタカナで「・・ル」という共通点でつながります。 乾ルカさん得意とするホラーと学生の心情を描く作品で、二つの特徴が合わさるいい感じの作品。「アタエル」の様な「えっ」と言う結末から「タベル」「メグル」の様な優しい結末の物まで、幅広く楽しめる物語の数々でした。

2014/06/04

えりこんぐ

乾ルカさんを読むのは初めて。学生課の事務員・悠木さんが斡旋するバイトは謎に満ちているものばかり。ゾクっとしたりじんわり感動したり、どれも面白かった(´▽`) 各短編を読みはじめ、これは怖いやつ??等どちらに転ぶかわからないドキドキ感がいい。他の作品も読みたくなった★

2018/04/16

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