バルーン・タウンの手毬唄 (創元推理文庫)
バルーン・タウンの手毬唄 (創元推理文庫) / 感想・レビュー
ピップ
妊婦の町、バルーンタウンで起こる事件の話。引き続き連作短編で読みやすかったです。妊婦、妊娠をテーマにこれだけミステリを書けるのは、素直にすごいと思います。『読書するコップの謎』が特に好み。作中作が出てくるとなんか燃えます(笑)
2022/02/02
タカギ
〈バルーン・タウン〉シリーズ第3弾で短編4つを収録。妊婦探偵・暮林美央が2人の出産を終えて普通の街で暮らしているところへ、以前の事件で知り合った新聞記者や小説家が話を聞きにくるスタイルの3編と、バルーン・タウンの優秀なスタッフ・高山が事件に巻き込まれる最終話からなる。解説にもあるように、タイトルからして有名ミステリのもじりだし、他にもミステリ好きを楽しませる小ネタが随所に見られる。嫌な気持ちになるところもないし、美味しいミステリの成分を摂取できて嬉しい。もっと読みたいので是非続編をお願いしたい。
2021/09/25
coco夏ko10角
第3弾。過去の事件や2弾で登場した小説家・須任が書いた原稿、そして高山さんが容疑者となってしまった現在の事件。原稿、殺人現場の目撃者がはっきり見えて証言できるのが妊婦さんのお腹…この場所ならではな感じでよかった。もうこれが出てけっこうたつのね、続きはないのかな。
2021/10/24
ベッシー
シリーズ三冊目。前作から約一年後で、過去の事件の回想がメインの4編のミステリ連作短編集。もう妊婦ではない。回想ということもありレギュラーメンバーも多いので、できればシリーズを通して読んでおいた方が良い。古典ミステリをリスペクトした作品も多いがそちらはコアなファン向け。面白かった。
2024/10/13
caz99
思うところがあってシリーズ三作再読。はじめて読んだときと比べて、格段にファンタジー感が薄くなっている。バルーンタウンが現実になる日がやって来るのだろうか。とりあえず、電気自動車導入できるね、今なら。
2018/06/24
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