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体育館の殺人 (創元推理文庫)

体育館の殺人 (創元推理文庫)

体育館の殺人 (創元推理文庫)

作家
青崎有吾
出版社
東京創元社
発売日
2015-03-12
ISBN
9784488443115
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体育館の殺人 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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W-G

面白かった!平成のエラリークイーンという帯に惹かれて読んで見ましたが、なるほどなぁという感じです。ロジック自体は、「やたらはっきり言い切っているけど、そうとは限らないんじゃない?」と感じる物も多いのですが、そこはご愛嬌の範囲内かなと思います。探偵のキャラも嫌いじゃありません。この路線で連続殺人事件をやって欲しい。次回作以降も読みます

2016/02/07

青乃108号

「地雷グリコ」から始まったマイブームの作家、青崎有吾。あの大傑作「アンデッドガール・マーダーファルス」シリーズとは全く異なる作品世界の本作は、高校を舞台に古い体育館を密室殺人の現場に仕立て上げてみせる。何と言ってもユニークなのは探偵役をつとめる二次元オタク男子のキャラクターだろう。学校に住み着く彼は警察を嘲笑うかのように理詰めで調査し、推理し、真相にたどり着く。その論理の見事さは爽快感さえおぼえる程である。この作品もシリーズ化されている。また追いかける青崎シリーズを知ってしまって嬉しい悲鳴をあげてしまう。

2024/04/30

徒花

KUにて。王道的な本格派ミステリー。久しぶりに「読者への挑戦状」がある作品を読んで興奮した。基本的にトリックの解明をメインにしたハウダニット重視の作品だが、オタクの探偵やコッテコテの脇役が多く、キャラクターも立っているので読んでいておもしろい。小ネタもちょいちょい挟んでくる。じつはトリック自体は派手ではなく、ロジックをブロックのように組み立てて展開していく論理派で、そこらへんも好き。続編もあるので、引き続き読んでいきたいし、これなら紙の本で買ってもいいかも。

2016/09/06

寂しがり屋の狼さん

面白い!シリーズ1作目ですが、先に『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』を読んでしまったので私的には2作目(笑)学校の旧体育館でおきた殺人事件のわりに重たくなく読みやすいです(◕ᴗ◕✿)登場人物も個性があり、謎解きをする天才少年【裏染天馬】がアニメオタクの駄目人間なのも(笑)(≧▽≦)本作が著者のデビュー作であるのには驚きました。残りも読まなきゃ💦

2021/08/15

stobe1904

【鮎川哲也賞受賞作】高校を舞台にした本格ミステリ作品。雨が降っている中、放課後の体育館で放送部の少年が刺殺されたが、密室状態の体育館にいた女子卓球部部長が疑われるが…。トリッキーな設定や特殊状況もない、古き良き王道的な本格ミステリで、ミステリとパズラーの楽しさを改めて感じさせてくれる素晴らしい作品。雨が降っていたにも関わらず、なぜ黒い傘がトイレに残されていたのか、なるほど…。★★★★★

2023/12/17

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