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大いなる聴衆 (創元推理文庫)

大いなる聴衆 (創元推理文庫)

大いなる聴衆 (創元推理文庫)

作家
永井するみ
出版社
東京創元社
発売日
2005-06-30
ISBN
9784488455019
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大いなる聴衆 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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キムチ

夢中で読み切りました。標題もいい、内容にマッチしている。やはり、このくらいの人間性を持っていないと芸術家としての大成が無いって言いきれそう。界、そして紫、それぞれに打算が蠢くのが、読み手には解るだけに・・オイオイの突込み満載。しかも過去現在が、国内から海外へ、転変自在の場面ふり・・中だるみが無いのは流石の永井さん。静かなひと時で読んでいると脳内にハンマークラヴィーアが猛烈な音響で鳴り渡ってくる。

2013/02/16

zanta

既読であると判っていて借り、キーパーソンが誰かも判っていて読み、それでいて展開を必死に追ってしまう。これって作者的に成功なのか失敗なのか…?買わないんだから失敗かな?界の役割は何なのだろう。大いなる聴衆にすらなれなかった私には、理解が不可能な遠い遠い深い世界なんだろうな。しいて言うなら新しいステップについた界はどうなるかを知りたい、のだろうか?奇しくも今日はベートーベンの誕生日

2012/12/16

風鈴

第三章飛ばして読んでしまった…。必要な件だとわかっているのに耐えられなかったのだよ…。そして、最後まで読み切ったら登場人物が全員恐ろしくて気持ち悪かった…。妙に現実感あるだけに、周囲への疑心暗鬼になりそう…。

2020/03/14

moe

なかなか進まなかった。 登場人物の誰にも共感できないどころかイラッとくる性格ばかり。 札幌も舞台であり、音楽もかじったことがをるからその舞台背景は分かりやすいところがありました。

2014/05/28

ぴよきん

天才の無自覚な言葉に傷つく人たちと、それすらも乗り越えてもっと高みに上ろうとする天才。凄みを感じます。そんな天才になりきれなかった紫の、取り巻く環境の厳しさと、もっと上手くやればいいのに・・・と思えるほどの要領の悪さが、逆に読者の共感を呼ぶと思います。

2010/05/17

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