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枯れ蔵 (創元推理文庫 M な 2-2)

枯れ蔵 (創元推理文庫 M な 2-2)

枯れ蔵 (創元推理文庫 M な 2-2)

作家
永井するみ
出版社
東京創元社
発売日
2008-07-01
ISBN
9784488455026
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枯れ蔵 (創元推理文庫 M な 2-2) / 感想・レビュー

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まど

お米にまつわるミステリー。専門的で難しいかも…と少々構えて読み始めました。知識もたくさん出てくるし構成も緻密ですが、堅苦しさはなくグングン引きこまれて読みました。永井さんの新しい作品はもう読めないので、未読の作品を宝物のように感じながら読みました。

2012/01/06

ちょろこ

お米をテーマにした社会派ミステリー、の一冊。初めての長編、正直、今まで読んだ永井さんのどの作品よりも良かった。最初、専門用語にちょっと退屈を感じたけれど…だんだんハマった。ベースが白米だとしたら…添えられた梅干しや昆布…という数々の謎が上手くマッチして、とても美味しくいただけた感じ。うーん、美味しいお米が食べたくなった。満足ミステリー、ごちそうさまでした!

2015/02/18

ミンティア

初めての作家でした。そして米を題材とするミステリは初めて読みました。 毎日食べている、といっても過言ではない米がたくさんの人の苦労と努力、紆余曲折を経て、自分の元へ届いていることを改めて知り、感動しました。 関係がなさそうな物語が全て「米」に繋がっていく様は見事でした。米の知識も増え、面白く一石二鳥でした。 好きなキャラは英美でしたね。仕事にも恋愛にも一途な彼女は読んでいて、応援したくなる女性でした。 そしてもっと、米を大切にして食べようと思った一冊でした。

2013/05/22

たこやき

米作りと害虫、そして、脅迫という意外な取り合わせ。農家、食品メーカー、化学メーカー、農協など各視点で綴られていく物語は面白い。物語の全体像そのものは、中盤でほぼ予想できるものだが、米そのものを巡っての揺れ動きなどがあり、最後まで飽きずに読ませるのは見事。面白かった

2009/12/03

hiichi

有機米、害虫、農薬、ツアコン、ナシゴレン…異色の農業ミステリー。農学部卒の作者。さすがに害虫や農薬の説明は読み飛ばしたけど、登場人物が多いにも関わらず、誰もがイメージしやすい描写だった。ラストの伏線回収は圧巻でした。おもしろかったー。

2013/05/27

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