KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

僕の探偵 (創元推理文庫)

僕の探偵 (創元推理文庫)

僕の探偵 (創元推理文庫)

作家
新野剛志
紀伊カンナ
出版社
東京創元社
発売日
2016-05-12
ISBN
9784488455118
amazonで購入する Kindle版を購入する

僕の探偵 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Ryuko

デリヘルの店長の僕の家には学生時代の友人宗介が居候している。優秀だったのに仕事もなく、ヨガの修行ばかりして過ごしている宗介。そんな2人が出会う5つの事件。。過去のある二人の青年の再生の物語。宗介の過去も出会う事件も重く暗い。しかしラストに少し明るさがあるのが救い。今年はお花見しなかったな。。

2016/05/13

のんちゃん

暗い過去を持って今に至る大学時代からの友人同士の30歳の男性二人。一人はフリーターで、もう一人は風俗店の店長をしている。この風俗店で起こる事件の数々を頭脳明晰なフリーターが解決して行くミステリー仕立ての物語。風俗店が舞台だが、意に反し、爽やかイメージの物語である。なぜ、こんなに優秀な彼がフリーターなのか?どうして、もう一人の男性は風俗店店長をしているのか?最後に二人の秘密も明らかになるのだか、男の友情もいいものだと感じた。謎解きものとしても面白かった。

2017/04/05

tario

爽やかな表紙に合ってる中身だったけど登場人物はもっと若いのかと思ってた。いや、三十路も若いけど。軽いミステリなんだけど青春チックな匂いもするし。青春ミステリと銘打つには年齢が行き過ぎてるから?

2016/05/27

きょん

二人の過去も中々シビアだし、デリヘルの女の子達や周辺の人が抱える事情も行動も犯罪すれすれという感じもするけれど、不思議と爽やかな印象になるのが不思議。あけすけなようで気遣いの出来るナナコちゃんが良い子だったな。

2016/05/17

たこやき

タイトルで読んだけど、『素人がいっぱい ラブホリックの事件簿』の改題だったのね。どちらのタイトルも微妙に内容からズレてるような……。デリヘルを舞台にしているものの性的要素はあまりなく、あくまでもちょっと特殊な職場、くらい。物語の主は、元エリートで探偵役である宗介のあり方だと思う。例えば、2編目では、かなり過激な解決法を取るのだけど、それもまた、彼の抱えた過去、その中での決意、挫折への伏線となっている。そして、最終章で宗介の過去へ……。宗介の悲しい決意と、それすらも防げた結末。何だかんだで読後感爽やか。

2016/08/04

感想・レビューをもっと見る