家庭用事件 (創元推理文庫)
家庭用事件 (創元推理文庫) / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
市立高校その6。連作短編集。再び時系列バラバラ(あとがきに詳細あり)。優しくない~を読んでうそ~んとなりその設定これまでに伏線あった?。
2017/09/07
mocha
久しぶりの市立高校シリーズ。今回も頼まれ葉山君はいろんな人から使われている。なのに肝心なところは伊神先輩がさらっと解決。映研とパソ研のもめ事、弓道部の盗難事件など5篇。『優しくないし健気でもない』では葉山君が自分で謎を解くも、なんとも後味の悪い真相だった。でも彼の真摯な優しさ、あったかさに感動すら覚え、目を開かされるような思いがした。と、せっかくいい感じで読み終えたのに、またしてもあとがきで悪ノリする似鳥氏に可笑しいやら呆れるやら…。
2016/09/20
hnzwd
息の長いシリーズになったなぁ、と、しみじみ思ってしまうシリーズ第七弾。今までの表紙絵の雰囲気も好きだったんですが、、中身は相変わらずの葉山君でした。とある理由からストーリーが若干重めになるので、表紙で多少は中和を図ったか。伏線に気付き、まさかね、、と思いながら読んでたので、ラストはそこまでの衝撃ではありませんでしたが、、なかなかの大ネタでした。
2016/05/17
へくとぱすかる
3年ぶりの市立高校シリーズ。再読中ですが、ここから初読。あいかわらず事件が続く高校生活。葉山くんの家にもトラブルが起こるのだから、ちょっと危ない? 読み終わってつくづく、作者は読者にしかけるトリックがうまい。短編それぞれを読んで、トリックメーカーとして一流だなと思う。前作のときにも最初から本作の構想があったのかと思ったくらいだが、実際にそうかもしれない。3年くらいのブランクはミステリ作家なら、マジシャン的応用ができるのではと思う(そうかな?)。葉山くんも十分探偵が務まりそうだ。でも伊神さんにはかなわない。
2021/04/25
のっぱらー
「市立高校シリーズ」は初読だったけど、それでもラストの展開にはびっくり。これ、シリーズずっと読んできた人だと、驚きっぷりは半端無かったんでしょうね。ただ、それを省いても、「不正指令電磁的なんとか」などネーミングセンスや、似鳥さんお得意の注釈や力入れまくりなあとがき、そしてなんといってもそれぞれ謎解きの面白さは太鼓判。ぜひぜひシリーズ遡って読んでみたい、という気持ちになりました。
2016/06/04
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