御手洗潔対シャーロック・ホームズ (創元推理文庫 M つ 5-1)
御手洗潔対シャーロック・ホームズ (創元推理文庫 M つ 5-1) / 感想・レビュー
gonta19
2008/7/29 ジュンク堂書店住吉シーア店にて購入。 2019/7/26〜7/31 11年ものの積読本にして、2年ぶりの柄刀作品。 柄刀作品との相性の悪さはこれまでも書いてきたが、今作品は、ホームズと御手洗という日英二大探偵へのパスティーシュ作品ということもあって、大変楽しめた。どちらの探偵もオリジナルっぽく書かれていて、良く出来た作品だと思う。島田荘司さんの解説?も良かった。
2019/07/31
セウテス
シャーロック・ホームズと、御手洗潔のパスティーシュ短編集。御手洗潔の短編は、本当に島田荘司氏が描いた作品と違和感無く読める。シャーロック・ホームズの方はというと、私の持つホームズ像とは少々差を感じる。ギャグなのかマジなのか、判断がつかない。巻末に在る石岡vsワトソンの、作家たちを含めたやりとりには脱帽である。創作とはこうした事であると理解はしているのだが、少々現実感が揺らぐ程である。さすがは島田荘司氏だという事なのだが、まさかこのやり取りを意識して本文を創作していたのなら、柄刀氏はとんでもない作家さんだ。
2021/05/31
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
御手洗潔のパスティーシュが2編、ホームズのパスティーシュが2編、御手洗×ホームズ(語り手が石岡とワトソン交互に)が1編。御手洗ものはいいとして、ホームズら2人が元のまま19世紀的に現代日本で普通に暮らし、事件の依頼を受けたりしているという並行世界?と気になった。並行世界的な感じと思っておけばいいのかしら。ラストの島田荘司「石岡和己対ジョン・H・ワトスン」が楽しかった(笑)
2016/09/03
yucchi
御手洗物の短編とホームズ物の短編が2作ずつ+2人が共演する中編が1作。天才であり変人でもある御手洗とホームズのやりとりは、似たキャラクターである為、たまにどちらのセリフかわからなくなる。島田御大が書きそうなトリック。御大による『石岡和己対ジョン・H・ワトソン』に(・∀・)ニヤニヤ。いい歳したオジサンがムキになるなって(笑)
2016/06/19
かさお
御手洗とシャーロックホームズだって!?どうやって対戦すんのよ?と興味津々。楽しめました。島田先生が書いたかの様な、壮大なイリュージョンと脳科学のウンチクと異国的叙情。暗闇坂読んでて良かった。うんうん、なるほど、そう来ましたか、ええ、そういう事もあるでしょう、世界は不思議で溢れてる。でも1番は、やはり御手洗と石岡くんのコンビネーションでしょう。違う人が書いてるからか、妙に御手洗が優しく感じた(笑)解説の本家島田先生による、ワトソンと石岡君のお互いのバディ愛溢れる手紙合戦が愛おしい。ハードカバー本の方で読了。
2021/08/28
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