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タイタス・アローン (創元推理文庫 534-3 ゴーメンガースト三部作 3)

タイタス・アローン (創元推理文庫 534-3 ゴーメンガースト三部作 3)

タイタス・アローン (創元推理文庫 534-3 ゴーメンガースト三部作 3)

作家
マーヴィン・ピーク
浅羽莢子
出版社
東京創元社
発売日
1988-01-01
ISBN
9784488534035
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タイタス・アローン (創元推理文庫 534-3 ゴーメンガースト三部作 3) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

ゴーメンガースト城を出奔したタイタス。外は時が流れて科学が台頭する時代だった。やっぱり、このシリーズを読んでもタイタスは好きになれず。逃げ出しても結局、ゴーメンガーストの地位に固執した先祖達と変わらず、自意識過剰で恋愛に対しても美味しい所しか食べない所はかなり、嫌な奴です。一方でマズルハッチの男前ぶりにキュンとしましたw結末は在り来たりですが、著者が魔に獲り込まれたような悲惨な最期を迎えたと知ってからはこういう結末にしなければ、著者は正気を保って書き終えることができなかったのではないかと思ってしまうのです

2017/01/03

ノコギリマン

堅牢堅固な石迷宮ゴーメンガーストの七十七代伯爵タイタス•グローンが、ゴーメンガーストから逃げ出して彷徨するのが、この『タイタス•アローン』のあらすじ。一部、二部と、もう凄まじく濃度の濃いガチムチファンタジーを堪能したんだけれど、今回もまたたまらなく面白かった。フューシャもスティアパイクもフレイもプルーンスクワラーもベルグローブもガートルードも、誰もいないから、大丈夫かなとおもってたら、とんでもなくかっちょいい男が登場し、もうそれだけでオッケーでした。

2015/02/09

KAZOO

第3部では突然場面転換ということで、先の2巻とはかなり趣が異なっているのに戸惑いました。もう少しまえの雰囲気が続くのかと思っていました。しかも短くなって突然終わっているのは絶筆ということだったのですね。それで、タイタス・アウェイクスを奥さんが補強して出したということですね。訳は非常に読みやすい気がしました。

2014/08/04

スターライト

ゴーメンガースト三部作の最終巻、読了。スティアパイクを中心としたゴーメンガースト城でのドラマから、何物にも束縛されない「自由」を求めて城を出たタイタス。だが、貴族として育てられたプライドが邪魔し、出会う人たちと良好な関係を結べないどころか敵を作り、味方とたもとを分かち旅を続けるが、結局はそれらの人たちの助けがないと生きられないことを知る。望郷の念と自立心とのはざまで苦悩しつつも、最後までゴーメンガーストへ還ることがなかったタイタス。もう1冊物語の続きがあるようなので、引き続きそちらも読む予定。

2019/08/04

たぬ

★3

2012/03/25

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