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月の骨 (創元推理文庫)

月の骨 (創元推理文庫)

月の骨 (創元推理文庫)

作家
ジョナサン・キャロル
浅羽莢子
出版社
東京創元社
発売日
1989-08-19
ISBN
9784488547028
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月の骨 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

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hit4papa

<<月の骨>>シリーズの第一作となるダーク・ファンタジーです。冒頭から家族をまさかりで斬殺した<まさかり少年>が登場し、不穏な空気が漂いますが、それ以降暫くは夢か現かの世界みることになります。主人公は堕胎の過去を持つ女性。現実世界では夫と娘とのシアワセな生活を送っていますが、夢の中では生まれてこなかった息子と異世界を旅し、5つの月の骨を探すというストーリーです。ファンタジーにしては、この異世界のイメージはイマイチ。くわえて、主人公の連続夢でありながらシーンが断片的で、消化不良をおこしてしまいました。

2019/10/30

雪紫

あらすじがなんか、これ現実と夢本当は逆なんじゃ・・・。と疑いを持ちながら読了。夢の中で中絶した息子と旅する女性に徐々に溢れ出る不穏さのバランスとデウス・エクス・マキナの災厄が絶妙。ただ、仕方ないといえど連続夢のファンタジーが断片的なのでまとめて見たかったかも。

2021/02/22

眠る山猫屋

再読。リア充な奥さんが毎夜みる夢の世界の名はロンデュア。其処で息子ペプシの試練の旅に付き合っている。お供は犬、駱駝、狼。ロンデュアでの冒険は後語りで、物語の七割は現実世界。主人公カレンと夫ダニー、親友エリオットが素晴らし過ぎて、最初は鼻についたがカレンは極々普通の思考の持ち主なんだと解れば、即共感。ロンデュアの魔法が現実に浸透してくるに従って、カレンの動揺も伝わってきた。黄昏の世界観は最高に好きだ。カレンにちょっかいだしたばかりにロンデュアに巻き込まれたウェーバーも実は良いヤツだった。

2018/06/13

こばまり

本日より開催の【ファンタジー・フェスティヴァル】に参加して読みました。パラレルワールドものは現実とされている世界が味気なかったりしますが、主人公は所謂リア充。特に夫は羨ましい程の男性です。それはさておき夢の世界ロンデュアのカラフルで血なまぐさいこと。消耗しそうなので私は遠慮したい。

2014/10/19

星落秋風五丈原

中絶という過去がありながらも、今は愛する夫ダニーと幸せに暮らし、新しい命を授かったカレン・ジェイムズは、妊娠した頃から、おかしな夢を見るようになった。ロンデュアという不思議な世界から、ペプシという彼女の息子が助けを求めているのだ。おまけに、現実生活でも、人生においてまったく接点のなさそうな映画監督ウェーバー・グレグストンが現れ、彼女を愛しているとアプローチ。子供が骨ばった手の上にいる新版の表紙の方がいいです。

2011/02/07

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