KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

シルヴァー・スクリーム 上 (創元推理文庫)

シルヴァー・スクリーム 上 (創元推理文庫)

シルヴァー・スクリーム 上 (創元推理文庫)

作家
ロバート・ブロック
ジョー・R・ランズデール他
デイヴィッド・J・スカウ
田中一江
夏来健次
尾之上浩司
出版社
東京創元社
発売日
2013-11-28
ISBN
9784488584047
amazonで購入する

シルヴァー・スクリーム 上 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

HANA

まもなく上映ベルがなります、ゆっくりと椅子に体を沈めてお待ちください。映画をテーマにしたホラー競作集。B級めいた作品からノスタルジックな作品まで様々な作品が収録されており、共通しているのはどれも映画に対する愛が溢れている事。「女優魂」「セルロイドの息子」は既読だったが、いい作品は何度でも楽しめることを再確認できた。面白く読めたのは「ゴールデン・ボーイ」を彷彿させる「罪深きは映画」オチがスカッとする「裏切り」得体の知れない映画を描いた「アンサー・ツリー」等かな。やはり映画館の暗闇には、何かが潜んでいるのだ。

2014/01/21

sin

フーパーの“前口上”に述べられたほど映画に憑りつかれた作品群という訳ではなくやはり前口上は客寄せにすぎないか?“幻燈”に其の閃きを感じるも映画というより映像の物語。“カット”流石、そして現実の遺恨を作品に昇華。“女優魂”ロマンチックで古典的名作の趣あり。“罪深きは映画”ホラーというよりショッカー!話としてまとめただけの作品。“セルロイドの息子”血の本として全体でみるとアリだが‥これ単品では弱い。“アンサー・ツリー”この作品群の中では一番映画の魔力に近い。ランズデールはステキな作家、アメリカンが怖い。

2014/08/14

hit4papa

映画がテーマのホラーアンソロジー(上巻)です。80年代にご活躍の作家たちのつぶよりの作品が収録されており、当時、モダンホラーやダークファンタジーに耽溺したていた自分には感涙もの。ホラーといいながらもけして怖くはないのがこれまた懐かしさを誘います。猟奇殺人鬼と少年の交流(?)を描いたレイ・ガートン「罪深きは映画」は、結末の想像はつくものの途中のハラハラがたまりません。その他、冴えない男二人の退屈過ぎる日の結末ジョー・R・ランズデール「ミッドナイト・ホラー・ショー」は、タブーお構いなしの破天荒さが魅力です。

2017/09/01

かわうそ

雰囲気としてはB級の香り漂う作品が大部分を占めるものの、どれも一捻り工夫されていて面白かった。「カット」「罪深きは映画」「裏切り」「<彗星座>復活」などが好み。

2014/01/04

白黒豆黄昏ぞんび

冒頭からトビー・フーパーのインタビューでB級感丸出しです。ホラー好きを分析してみますと、お約束が非常に好きなんだな、と。どこかで見たことがあるようなシーンばかりなんだけど、それがいいんですよねえ。ちょっと毛色の変わった「裏切り」がよかったかな。「罪深きは映画」も好きです。

2014/04/18

感想・レビューをもっと見る