スは宇宙(スペース)のス (創元SF文庫) (創元推理文庫 612-4)
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スは宇宙(スペース)のス (創元SF文庫) (創元推理文庫 612-4) / 感想・レビュー
めがねまる
ヴェルヌはぼくの父親、ウェルズはぼくの賢明な伯父さん...どの短編にも共通して、少年の日に読んだであろう小説のイメージが、形を変え叙情的に蘇る。私は全くSFを知らないのだけど、明るい科学に満ちている未来があると思っていた。しかしこの本は未来を恐れている、恐ろしい未来を描いているようだ。暗い影がなくなり光ばかりになった、想像力のない世界を。一方、子どもたちの懐かしい世界もあり、ノスタルジックな感情がそこかしこに溢れている。どの短編も印象深いが特に強く残ったのは「火の柱」だった。
2014/09/27
ぜんこう
いっぱい既読のものもありました。 怖かったりワクワクしたりゾクっとしたり微笑んだり。 やっぱり火星が舞台になるとワクワクするします。 科学の発展を決して良しとしない話も好きです。
2018/04/21
鯖
火星に移住した地球人が、火星の環境に適応して全く違う生き物の姿へと短期間で変わってしまう「浅黒い顔、金色の目」や宇宙へのはてなき憧れを描いた「遠くて長いピクニック」どの話も夢いっぱいで楽しかった。ホラー系はさらっと読みました。
2015/02/26
林 一歩
追悼再読。"ゼロアワー" が白眉。
2012/06/10
スターライト
この短篇集には、ロケットや宇宙に対する憧れだけでなく、ホラー成分の濃い作品も含まれている。巻頭の「さなぎ」がまずそうだし、「ぼくの地下室へおいで」「泣き叫ぶ女の人」などもそうだ。個人的なお気に入りは、その傾向に属する「火の柱」。映像化したものを見たい気がする。
2014/10/31
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